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塩谷郡、那須郡の境界近辺の丘陵地帯を言い、喜連川丘陵(きつれがわきゅうりょう)とも呼ばれる。丘陵は、北西から南東方向に全体的に数十メートルの小高い丘が長さ約30km巾約10kmで連なる。領域は塩谷町、矢板市、大田原市、那珂川町、さくら市、高根沢町、那須烏山市にまたがり、高原山を水源とする荒川、内川、江川が流れ浅い谷を刻む。塩那丘陵の南側は関東平野で利根川の流域、北側は那須野が原で那珂川の流域になっている。北側に箒川、東側に那珂川、南側に荒川、鬼怒川が流れる。
矢板市の北部山岳地帯を除く市域、旧喜連川町(現さくら市)の町域は完全に塩那丘陵の中にあり荒川、内川、江川沿いの巾の狭い丘陵の尾根の間の平地に水田が広がる。丘陵地には多くの公園、運動場、キャンプ場、温泉施設などの施設の他に、ゴルフ場に最適な、なだらかな地形であるため多くのゴルフ場が立地している。
矢板市片岡地区は全国的にも珍しい巾1000mの中に、国道4号、東北本線(宇都宮線)、東北自動車道、東北新幹線などの交通の大動脈が集中する地形的な交通の要衝になっている。各交通機関はこの片岡で丘陵地帯に入り、関東平野から那須野が原へと移っていく。東北本線は東京より北方向に向かって初めてのトンネル、東北新幹線も丘陵越えのトンネルを通過する。 また、特徴的な交通機関として丘陵の尾根に沿って流れる内川、荒川沿いの集落を結び古くからの地域のかかわりを示すバス路線もある。
塩那丘陵に立地するゴルフ場は北西から順に以下の通りである。
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