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堺 すすむ(さかい すすむ、本名:堺 迪(読み同じ)、1942年11月23日 - )は、日本のギター漫談家、歌手、芸能事務所社長。「円 立奈」(えん たてな = エン タティナー)のペンネームで演芸番組の構成・演出も手掛ける。大阪府大阪市東住吉区生まれ。大阪市立田辺中学校卒。
腹話術の川上のぼる門下。従来の声帯模写の枠を突き破り、1曲をパートに分けて何人もの物真似で歌い分けるスタイルを得意とする。また「こんばんは、森進一です」という、森進一の声帯模写の元祖とされている。
中学生時代より在阪民放局の素人演芸番組で活躍。音楽ショウのあひる艦隊(山名派)のボーヤを経て、1960年に千土地興行の川上のぼる門下に移籍。19歳で新世界新花月にて『おしゃべりギター』と題打った、物真似ギター漫談でピン初舞台。1963年に師匠が『川上のぼると大阪ヤローズ』を結成すると、パーカッション・ドラム担当で直ちに参加した。
1967年に独立し上京、持ち前の客いじりにも磨きを掛け、以降40数年間に亙り活躍中。NHKラジオ第1放送の『サンデージョッキー』や『真打ち競演』に数多く出演するのみならず、構成・演出から芸人のブッキングまで幅広く手掛けている。
1980年代後半以降は、物真似から『なんでか?フラメンコ』に比重を移し、新境地を開拓。20回以上出演している日本テレビの『笑点』では、五代目三遊亭圓楽から「この人は、大金脈を掘り当てました」と讃えられた。
1990年代後半には西川貴教(T.M.Revolution)に顔が似ていると話題になり、TBSの『うたばん』に西川が出演した際に「堺すすむに似ている」とネタにされたほか[1]、『東京スポーツ』1998年1月25日号では「TMレボリューション西川貴教・堺すすむ 親子だった!?」の衝撃的な見出しが一面を飾った。また堺自身も『うたばん』(1998年1月20日放送)など若者向け歌番組にも出演し、西川と同じ様な半裸の衣装で大型扇風機の前に立ち「WHITE BREATH」を熱唱したのみならず、寄席の出囃子にも「WHITE BREATH」を用いた。西川も答礼として「♪な〜んでか?」を披露している。
現在は寄席に出ることは通常なく、テレビ・ラジオの演芸番組や地方公演が活動の主体となっている。
プロモーション・ススムの代表を務め、若手育成にも力を入れている。弟子にキングジョーの堺たいようがいる。
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