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旧綾歌郡坂出町が1933年(昭和8年)に制定した「坂出町歌」(さかいでちょうか)を1942年(昭和17年)の市制施行後も「町歌」から「市歌」へ改題して引き継いだものである[2]。作詞は町から尽誠中学校教諭で「大阪市歌」や「高松市歌(その二)」「丸亀市歌」を作詞した堀沢に依頼されたもので「番ノ州干拓で大工業地域が塩田の奥に出現した今日、感慨深いものである」と評されている[3]。作曲者の杉江は、5年前に文部省が選定した唱歌「明治節」で堀沢作の歌詞に曲を付けた関係であった。
発表演奏は11月28日に鎌田共済会社会教育館で行われ[1]、戦後も引き続き演奏されたが制定当時の楽譜は散逸しており、式典での演奏を録音したカセットテープを基に採譜を行って復元された[2]。2009年(平成21年)以降、市内で活動する団体「坂出文化村」が市歌の保存と継承活動を行っており、この時期から市の行事で「久米通賢翁顕彰歌」と合わせて市歌の演奏機会が設けられるようになっている。
坂出市に関連する市歌以外の楽曲としては、マスコット「さかいでまろ」のテーマソング「Let'sまろフレンズ!」がある[4]。
本楽曲は歌詞・旋律とも著作権の保護期間を満了し、パブリックドメインとなっている。
一、
讃岐 の富士 を背 に負 ひて瀬戸内海 を前 にして港 も町 も塩浜 も人 の力 に広 がれる- こゝぞ
坂出 わが坂出 二、
綾 の松山 朝日子 の昇 るが如 き勢 を商工業 の上 に見 る日本一 の製塩地 - こゝぞ
坂出 わが坂出 三、
久米 の翁 の跡 ふみて郷 の栄 を はかりつゝ一 つ心 に進 みゆく老 も若 きも意気高 し- こゝぞ
坂出 わが坂出
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