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四フッ化ケイ素(しフッかケイそ)は分子式がSiF4で表される化合物である。分子の形は正四面体であり、沸点と融点は4℃しか離れていない。1812年にデービー (John Davy)によって初めて合成された[1]。
四フッ化ケイ素 | |
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Silicon tetrafluoride | |
別称 四フッ化シラン フッ化ケイ素 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7783-61-1 |
RTECS番号 | VW2327000 |
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特性 | |
化学式 | SiF4 |
モル質量 | 104.08 g/mol |
外観 | 無色気体 (湿度が高いと発煙) |
密度 | 1.66 g/cm3(-95℃、固体) |
融点 |
-86℃ |
沸点 |
-95.5℃で昇華(1 atm) |
水への溶解度 | 加水分解 |
粘度 | ? cP(?℃) |
構造 | |
分子の形 | 正四面体 |
双極子モーメント | 0 D |
危険性 | |
主な危険性 | 有毒気体、腐食性 |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R14 R26/27/28 R31 R34 |
Sフレーズ | S23 S26 S36/37/39 S45 |
関連する物質 | |
関連物質 | 四塩化ケイ素 SiCl4 シラン SiH4 ヘキサフルオロケイ酸 H2SiF6 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
SiF4はリン酸塩肥料の副生成物である。また、気体のフッ化水素HFとケイ酸塩との反応からも得られる。実験室ではBaSiF6固体を300℃以上に加熱して揮発性のSiF4とBaF2とに分解することで得られる。必要なBaSiF6はヘキサフルオロケイ酸H2SiF6の水溶液と塩化バリウムとから得られる[2]。相当する量のGeF4を用いても同様にして得られる(ただし熱処理には700℃を要する)[3]。
火山ガスは大量の四フッ化ケイ素を含み、産出量は1日あたり数トンに及ぶ[5]。四フッ化ケイ素は部分的に加水分解されヘキサフルオロケイ酸を形成する。
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