和田有菜

日本の陸上競技選手 ウィキペディアから

和田 有菜(わだ ゆな、1999年8月7日 - )は、日本陸上競技選手、中距離走長距離走。アジアクロスカントリー選手権個人・団体金メダリスト。日本郵政グループ女子陸上部所属[1]

概要 和田 有菜, 選手情報 ...
和田 有菜
選手情報
フルネーム わだ ゆな
ラテン文字 WADA Yuna
国籍 日本
競技 陸上競技
種目 中距離走長距離走
所属 日本郵政グループ女子陸上部
生年月日 (1999-08-07) 1999年8月7日(25歳)
800m 2分11秒26
1500m 4分16秒70
3000m 9分00秒50
5000m 15分25秒14
10000m 32分28秒83
獲得メダル
陸上競技
アジアクロスカントリー選手権
2018 貴陽ジュニア
2018 貴陽ジュニア団体
アジアジュニア選手権
2018 岐阜3000m
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経歴

中学から大学まで駅伝の強豪校で過ごし、中学・高校・大学の全国駅伝を「皆勤」した記録を持つ。全国女子駅伝では7年連続で長野県代表となってきた。

長野市立川中島中学校で全国中学駅伝に3年連続で出場した。1年では2区区間賞を取り[2]、3年では1区の区間2位(1位と同タイムのコンマ差)でチームの準優勝に貢献した[3]

長野県長野東高等学校でも3年連続で全国高校駅伝に出場し、3回連続で最長エース区間の1区(6㎞)を走った。1学年下に小林成美(のち名城大)、萩谷楓(のちエディオン)、2学年下に高松いずみ(のち東京メトロ)らがいた。高2・高3は2年連続で同学年の田中希実(西脇工業)らを破り1区の区間賞を獲得し、2017年の高3時にはチームの準優勝に貢献した。

2018年、前年に全日本大学女子駅伝を制した名古屋市の名城大学に進学した。同期の髙松智美ムセンビ、1級上の加世田梨花、1級下の小林成美らとともに主力メンバーとして、全日本大学女子駅伝の5連覇、富士山女子駅伝の4連覇に貢献した。中学・高校では優勝を果たせなかったが、大学女子駅伝では全国大会すべてで優勝している。

2022年ゆうちょ銀行に入社し、日本郵政グループ女子陸上部で活動している[1]

特徴

集団の中で走り最後に先頭に立つ、他のランナーとの並走を続け最後に競り勝つ、というレースが多い。苦しそうな表情を浮かべていても最後までペースを維持できる精神面の強さが特徴である。解説者の増田明美は「苦しそうな表情がほほ笑んでいるように見える。女神のようだ」と表現した。

走法を見ると身体に歪みがあるのがわかると指摘し、矯正しないと大きなけがをするおそれがある心配する人もいる[要出典]。力走する際に自然に左側に進んでいることや富士山女子駅伝のゴール近くで脚が曲がらずあまり進まなかったことはからだの歪みに関係があるかもしれない[要出典]

名城大学では理工学部・数学科で学び、日本の陸上競技のトップクラスの選手としては珍しい理系専攻である。名城大駅伝部の他のメンバーはほぼ文系専攻である。レース中に解説者から「秀才」、「リケジョ」などと紹介されることがある。

主な記録

さらに見る 年, 大会 ...
大会 種目 順位 備考
2012年全国中学駅伝女子2区区間賞川中島中学5位[4]
2013年全日本中学陸上(愛知)1500m7位[5]
ジュニアオリンピックB1500m8位[6]
全国中学駅伝女子1区区間4位川中島中学10位[7]
2014年全国女子駅伝3区区間5位長野県10位[8]
ジュニアオリンピックA3000m6位[9]
全国中学駅伝女子1区2位(1位タイ)川中島中学2位[10]
2015年全国女子駅伝3区区間5位長野県16位[11]
和歌山インターハイ20151500m9位[12]
第70回国民体育大会(和歌山)少年B1500m2位[13]
第27回全国高校駅伝女子1区17位長野東高校15位[14]
2016年全国女子駅伝3区区間5位長野県14位[15]
クロスカントリー日本選手権ジュニア4km2位[16]
岡山インターハイ20161500m9位[17]
第100回日本選手権(愛知)1500m4位[18]
第71回国民体育大会(岩手)少年共通1500m2位[19]
第28回全国高校駅伝女子1区区間賞長野東高校6位[20]
2017年全国女子駅伝2区区間3位長野県10位[21]
クロスカントリー日本選手権ジュニア6km19位[22]
第101回日本選手権(大阪)1500m3位[23]
山形インターハイ20171500m8位[24]
山形インターハイ20173000m5位
第72回国民体育大会(愛媛)少年共通1500m2位[25]
第72回国民体育大会(愛媛)少年A3000m6位
第29回全国高校駅伝女子1区区間賞長野東高校2位[26]
2018年全国女子駅伝2区区間賞長野県9位[27]
クロスカントリー日本選手権ジュニア6km3位[28]
アジアクロスカントリー選手権ジュニア6km金メダル日本団体金メダル[29]
アジアジュニア陸上選手権3000m銀メダル[30]
第102回日本選手権(山口)1500m7位[31]
U20世界陸上選手権3000m4位[32]
第73回国民体育大会(福井)成年共通5000m7位[33]
全日本大学女子駅伝1区区間賞名城大学優勝[34]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝2区区間2位名城大学大会記録[35]
2019年全国女子駅伝2区区間3位長野県6位[36]
日本学生個人1500m1位[37]
日本インカレ1500m4位[38]
日本インカレ5000m3位
第30回夏季ユニバーシアード・ナポリ大会5000m4位[39]
第74回国民体育大会(茨城)成年共通5000m3位[40]
全日本大学女子駅伝3区区間2位名城大学優勝[41]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝7区区間4位名城大学優勝[42]
2020年全国女子駅伝2区区間5位長野県4位[43]
クロスカントリー日本選手権シニア8km2位[44]名城大学団体優勝
日本インカレ1500m2位[45]
全日本大学女子駅伝1区区間2位名城大学優勝[46]
第104回日本選手権(大阪)5000m7位[47]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝2区区間賞/区間タイ名城大学優勝[48]
2021年クロスカントリー日本選手権シニア8km3位[49]
READY STEADY TOKYO5000m9位[50]
GPシリーズ木南記念1500m6位[51]
GPシリーズDenka Athletics Challenge Cup1500m8位[52]
第105回日本選手権(長居)5000m16位[53]
日本インカレ10000m4位[54]
全日本大学女子駅伝3区区間賞名城大学優勝[55]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝5区区間3位名城大学優勝[56]
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脚注

関連項目

外部リンク

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