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「君のひとみは10000ボルト」(きみのひとみはいちまんボルト)は1978年8月5日にアリスの堀内孝雄がソロとしてリリースしたシングルである。資生堂ベネフィークのキャンペーンソングでもあり[2]、1978年の年間第4位に輝くなど、90万枚を越す大ヒットとなった。
表題曲は、1978年の「資生堂化粧品」秋のキャンペーンソングに使用された。元々この曲はアリスで依頼が来ていたが、谷村がアリスでのコンサートツアー中、膵臓の疾患でのどが腫れ、声も出ない状態で長期入院することになった。「資生堂のキャンペーン・テーマはやれば絶対に売れる」ことから、どうしてもやりたかった中、堀内のソロで打診したところOKが出た、という経緯があった[3]。帰宅した堀内が谷村にタイトルの件を伝えると、谷村は困惑しながらもインパクトのある歌詞を書き上げた。堀内も曲のイメージが膨らみ、曲が完成すると何度も自分で歌い、曲を発表する前に堀内自身の中で大ヒットしていたと語っている[1]。
ジャケット写真で着用したTシャツは下北沢で買った私物だったことを堀内は『FLASH』(光文社)のインタビューで明かしている[1]。
「10000ボルト」を誤って「ひゃくまんボルト」と言われることもある[注釈 1]。表題曲は、始めから資生堂のCMソング前提として作られた曲であり、タイトルも資生堂が決めたものである。資生堂本社での打ち合わせの席で担当者が「テーマをお伝えします」と切り出し、競合他社があるため他言無用としながら「君のひとみは10000ボルト」とのみ書かれた紙を封筒から出して見せ、堀内が記憶したことを確認するとすぐに封筒に戻してしまったという。資生堂からはそれ以上の説明はなかった[1]。
リリースされて約1ヶ月でオリコン・シングルチャートの3位に初登場し、翌週には1位を獲得した。同時期には、この曲を収録したアルバム『あいつが死んだ晩』もアルバムチャートで1位を獲得している。
「君のひとみは10000ボルト」の1979年時点での累計売上は160万枚以上とされる[7]。
資生堂の販促用に製造された非売品ソノシート。「声のお便り メッセージボイス '78 AUTUMN」という副題がついている[8]。
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