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尺貫法における体積の単位 ウィキペディアから
升の10分の1で、勺の10倍である。日本では、明治時代に1升=約1.8039リットルと定められたので、1合は約0.18039リットル(180.39ミリリットル)となる。中国では、1升=1リットルであるので、1合は100ミリリットルとなる。なお、中国語で「合」は通常「hé」であるが、体積の単位の場合は「gě」になる。
漢代の長さの標準器であった黄鐘管を満たす水の量(これを表す単位名を「龠」と呼んだ)の2倍の量に由来するもので、2倍であるので「合」という名称となった。後に升と関連づけられてその10分の1の量とされるようになった。そこから「合」自体が「10分の1の量」という意味となり、下記のような地積(面積)の単位や斤基準の質量の単位、や登山道の目安を表す単位が生まれた。いずれも、その10分の1を勺としている。
近代の中国では、常用されていない単位であるが、メートル法での100mLに当たるデシリットル(dL)に「合」の字を当て「公合」と称していたことがあり、市制の「市合」も同じ値である。
日本では商取引での尺貫法の単位の使用は禁止されているが、今日でも、日本酒や焼酎の販売は主に1合(180ミリリットル)単位で行われている。また、1合の米は標準的な1食分の分量となっており、1合を量るための計量カップが広く使われている。 米1合炊くのに必要な水の量も約1合である。
単位換算では米1俵 = 60kgであり、また1俵 = 4斗 = 40升 = 400合 であるので、割り算して(60kgの400分の1 = 150g)で、 1合 = 150g となる。キロに換算すれば、1kgの米は、6.6合強(1000÷150 = 6.666...)である。
実測値は精米の状態により異なる。また水分含有量によっても変化する。古米は乾燥して水分が少ないので、新米より軽い。
米1,000粒が22 - 23gであるから、22.5gとして計算すると、1合は6,666粒ぐらいである[1]。
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