台州市
中国浙江省の地級市 ウィキペディアから
地理
歴史
→「台州 (浙江省)」も参照
行政区画
3市轄区・3県級市・3県を管轄する。
年表
台州専区(1949年-1954年)
台州専区(1957年-1958年)
台州地区(1962年-1994年)
- 1962年5月28日 - 温州専区温嶺県・黄岩県・臨海県・仙居県、寧波専区天台県を編入。台州専区が成立。(5県)
- 1962年6月1日 (7県)
- 1978年9月16日 - 台州専区が台州地区に改称。(7県)
- 1980年7月7日 - 黄岩県・臨海県の各一部が合併し、海門特区が発足。(7県1特区)
- 1981年7月21日 - 海門特区が市制施行し、椒江市となる。(1市7県)
- 1986年3月1日 - 臨海県が市制施行し、臨海市となる。(2市6県)
- 1989年9月27日 - 黄岩県が市制施行し、黄岩市となる。(3市5県)
- 1994年2月18日 - 温嶺県が市制施行し、温嶺市となる。(4市4県)
- 1994年8月22日 - 台州地区が地級市の台州市に昇格。
台州市
交通
航空
鉄道
- 甬台温高速鉄道:2009年開業の高速鉄道。寧波から台州を通って温州まで結んでいる。杭福深旅客専用線の一部である。
- 金台鉄道:浙江省金華市から台州までの鉄道路線。2021年に開業した[6]。
- 杭台高速鉄道:2022年に開業した官民パートナーシップによる民営の高速鉄道[7][8]。台州市内で6駅に停車する。
- 杭温高速鉄道:2024年開業の高速鉄道[9][10][11]。長江デルタ高速鉄道の一部を成す。台州市では仙居駅を通る。
- 台州軌道交通:台州市内での都市鉄道。2022年にS1線が開業[12]し、S2線が建設中である。
主要駅
海運
台州港は長江デルタの最南端の河口部にある港で、その中心部は霊江下流である椒江区の椒江河口にある。港は台州湾、楽清湾、三門湾に拡がっていて、海門港区、大麦嶼港区、健跳港区、臨海(頭門)港区、温嶺港区、黄岩港区の6つの港区からなる[15]。このうち海門港に台州列島へのフェリーターミナル(台州海上客運センター)がある。

フェリー
道路
- 台金高速道路
- 甬台温高速道路
- 上三高速道路
- 104国道
観光


- 天台山国清寺
- 台州府城
- 桃渚城
- 新河閘橋群
- 大溪東甌古城遺跡
- 瑞隆感応塔
- 南峰塔及び福印山塔
- 千仏塔
- 仙居古越人岩画群
- 坎門験潮所
宗教
台州は道教南宗の祖庭であり、仏教では天台宗の発祥地である。アヘン戦争の後にはキリスト教も広がった。
道教
道教の「十大洞天」のうち、台州には黄岩委羽山洞(第2洞天)、天台赤城山玉京洞(第6洞天)、仙居括蒼山洞(第10洞天)3つが存在する。また、「三十六小洞天」の中では、臨海市の盖竹山が第19洞天である。さらに「七十二福地」のうち、台州には天台:霊墟、司馬悔山、黄岩:東仙源、石搕山、温嶺:西仙源、清嶼山、玉環:玉溜山の7つが含まれる。
宋代には内丹学説が盛んになり、天台山の張伯端を代表とする道教南宗が上清派に取って代わった。南宗の教えは「先命後性、性命双修」(まず命を修め、その後に性を修め、両者を共に養う)を主張し、人体を「鼎炉」と見なし、体内の「精」「気」を薬として、神をもってこれを錬成し、精・気・神の合一を目指した。張伯端は晩年を天台山の桐柏宮で過ごしたことで道教南宗の始祖として尊ばれ、桐柏宮は南宗の祖庭として崇められている。
仏教
仏教は後漢末期(2世紀)頃に台州に伝来し、興平元年(194年)に創建された石頭禅院が台州で最も古い仏教寺院である。575年以降、摩訶止観などを講義した高僧智顗大師は天台山に12の禅寺などの道場を建立し、天台宗を創始した。天台山国清寺がある。
脚注
外部リンク
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