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和歌山県日高郡の町 ウィキペディアから
印南町は和歌山県中部の海岸寄りに位置しており、南西部はほんの少しだけ紀伊水道にかかる。今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の際には、最大13mの津波が到達することが予想されており、これは和歌山県下2番目(美浜町と同値)の高さとなっている[1]。 陸域は、ほとんど紀伊山地の西の端に当たる山林地帯である。海側の土地は黒潮の影響で温暖、海岸段丘も見られるためスイカやエンドウや花卉などの栽培が盛んである。山側は標高が高くいたって寒冷な気候であり、冬には降雪も見られる。町内を切目川、印南川、王子川が流れている。2003年度の年間平均気温はおよそ17℃、年間平均降雨量はおよそ2040mmである。
印南町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 印南町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 印南町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
印南町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
印南町の中心集落印南は印南港に面した港町であり、印南港は古くは印南浦とも呼ばれる漁業の盛んなところだった。
2000年の統計によると
である。
ウメ、スイカ、エンドウやスターチス、センリョウなどの花卉栽培が盛んである。栽培されているエンドウは、主に「きぬさや」と「うすい」であり、市町村単位で全国トップの生産量を誇る。また、スイカは全国に先駆け小玉スイカの生産にシフトしており、西日本有数の産地となっている。ウメはみなべ、田辺に次ぐ規模で大規模な農園があり、「紀州梅干」の地域ブランド産地の一つ。町の花であるセンリョウは山間部の真妻地区で栽培されているが、生産者の減少と高齢化が進みつつあるほか、収益性の高いウメ栽培へのシフトも進んでいる。また、栽培施設は川沿いに設けられているものも多く、2011年9月の台風では被害を受けた農家も多かった。また、真妻地区は真妻ワサビの発祥地として知られたが、後に環境条件の変化などにより衰退。2012年頃より再生に取り組んでいる。漁業は印南漁港のみ存在し、主に沖合でイサキ(町魚)、アジ、タイが主流。カツオのほか、クエを水揚げすることもある。
各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、印南郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。
※印南町内の郵便番号は、北東部(真妻地区)が「644-02xx」(真妻郵便局の管轄)、南西部(海沿いの地域)が「649-15xx」(印南郵便局の管轄)となっている。
なし。
印南町に大学や高等学校はない。
町内には西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)が通っており、普通列車は1時間に1本程度の頻度で運行されている。代表駅は印南駅であるが、この駅には特急くろしおは停車しない。町内全ての駅が、無人駅である。以前は御坊駅-紀伊田辺駅間で快速運転を行う列車が存在しており、その際は快速列車停車駅であったが、現在は当該区間において快速運転する列車は存在せず、普通列車のみが停車する。
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