十字砲火 (映画)

1947年のアメリカ合衆国のノワール・ドラマ映画 ウィキペディアから

十字砲火 (映画)

十字砲火』(Crossfire)は、1947年のアメリカ合衆国のノワール・ドラマ映画である。同年にアカデミー作品賞を受賞した『紳士協定』と同様に反ユダヤ主義をテーマとする内容であり[5][6]、監督をエドワード・ドミトリクが務め[7]リチャード・ブルックスの1945年の小説を基にジョン・パクストン英語版が脚本を執筆した。出演はロバート・ミッチャムロバート・ヤング英語版ロバート・ライアングロリア・グレアムらである。第20回アカデミー賞には5部門にノミネートされた[8]

概要 十字砲火, 監督 ...
十字砲火
Crossfire
Thumb
監督 エドワード・ドミトリク
脚本 ジョン・パクストン英語版
原作 リチャード・ブルックス
The Brick Foxhole
製作 エイドリアン・スコット
出演者 ロバート・ヤング英語版
ロバート・ミッチャム
ロバート・ライアン
グロリア・グレアム
音楽 ロイ・ウェッブ
撮影 J・ロイ・ハント英語版
編集 ハリー・W・ガースタッド英語版
製作会社 RKOラジオ・ピクチャーズ
IP
配給 RKOラジオ・ピクチャーズ
公開 1947年7月22日 (ニューヨーク)
1947年8月15日[1][1]
1986年11月15日
上映時間 86分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $678,000[2][3]
興行収入 $2.5 million (US rentals)[4]
テンプレートを表示
閉じる

プロット

キャスト

製作

脚本は映画監督・脚本家のリチャード・ブルックスによる1945年の小説『The Brick Foxhole』を基にジョン・パクストン英語版が執筆した。ブルックスは海兵隊でトレーニング映画を撮影する合間に小説を書き上げ、従軍中に出版された。小説では同性愛者が被害者であったが、当時のハリウッドのヘイズ・コードではそれは性的倒錯と見なされていた。したがって小説にあるホモフォビアのテーマはレイシズム・反ユダヤ主義に置き換えられた。またブルックスは海兵隊所属中にロバート・ライアンと出会い、映画化の際の出演を持ちかけた[9][10]

受賞とノミネート

さらに見る 賞, 年 ...
部門候補結果
アカデミー賞 1947[11] 作品賞 RKO ノミネート
助演男優賞 ロバート・ライアン ノミネート
助演女優賞 グロリア・グレアム ノミネート
監督賞 エドワード・ドミトリク ノミネート
脚色賞 ジョン・パクストン ノミネート
英国アカデミー賞 1948[12] 作品賞 『十字砲火』 ノミネート
カンヌ国際映画祭 1947[13] 社会的映画賞 エドワード・ドミトリク 受賞
エドガー賞 1948 映画賞 ジョン・パクストン (脚本家)
リチャード・ブルックス (原作者)
ドア・シャリー (プロデューサー)
エイドリアン・スコット (アソシエイト・プロデューサー)
エドワード・ドミトリク (監督)
受賞
閉じる

参考文献

外部リンク

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.