勝浦海中公園

千葉県勝浦市にある海域公園 ウィキペディアから

勝浦海中公園map

勝浦海中公園(かつうらかいちゅうこうえん)は千葉県勝浦市にある海域公園(旧称:海中公園)で、南房総国定公園のなかに位置している。 勝浦海中公園は1974年6月に指定され、40番目の海中公園となった。付近一帯はリアス式海岸であるため、岩場が多く、ウニアワビなどが生息している。

海中展望塔
入口から見る海中展望塔

公園内には海中展望塔を中心に海の博物館(千葉県立中央博物館分館)やレストランなどの施設がある。 ニッポン放送でオンエアされるCMでは『ジョーズ接近中、乙姫様接近中』というコピーが使われている。

概要

  • 所在地:千葉県勝浦市吉尾、鵜原
  • 公園:南房総国定公園
  • 面積:14.5ha

周辺施設

海中展望塔

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海中展望塔からの海中の景色とイサキの群れ

房総のすぐれた海中景観を有する勝浦の海蝕崖と、海岸植生の探勝を目的に建設され、1980年11月1日にオープンした[1]。勝浦海中公園のほぼ中心にあり、東洋一の規模を誇る展望塔である。展望塔の建設は川崎市日立造船神奈川工場でおこなわれ、完成後に川崎から約16時間かけて勝浦沖まで曳航したという。設計は学習研究社

海中展望塔の最下部には24個の窓があり、海中の様子を観察できる。また最上部には太平洋を一望できる展望台がある。ただし、天候が悪いと海中の観察ができないこともある。

  • 高さ:24.4m(展望は海底より16.3m)[1]
  • 水深:8m(満潮時)[1]

海の博物館

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海の博物館

千葉県立中央博物館分館として1999年(平成11年)3月12日に開館した[2]

標本などを常時展示しているほか、年に数回ほど特別展なども行われている。また、周辺海域に生息する海洋生物の調査・研究も行っており、研究結果などの展示も行っている。元々、調査・研究が主体の施設であるため、展示物の数は少ない。

オープン当初は入館無料であったが、県条例改正によって2004年4月1日から有料になった。ただし、学校教育の一環として利用する場合は無料となる。

海の資料館

海の資料館(勝浦海中公園ビジターセンター)には、勝浦の漁業の歴史や、海中公園付近の地層などの資料が展示されていた。2022年(令和4年)3月31日に閉鎖。

富士家

勝浦海中公園内、海中展望塔チケット売り場手前にある建物の2階に2022年7月30日にオープンした飲食店。沖縄ぜんざいかき氷、軽食等を楽しめる[3]

edén

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edén

海中公園敷地内に2022年7月30日にオープンした天然温泉スパの複合施設。正式名称は「かつうら海中公園滞在型観光施設」。1階は地元食材を用いた地中海料理レストラン、2階は濃溝温泉からの運び湯を用いたスパ施設となっている[3]

交通

  • JR 外房線の場合
    • JR 勝浦駅下車の場合
      • タクシー 約7分[4]
      • 小湊バス - 海中公園センター行 - 終点「海中公園センター」下車[5][6]
        • 2016年3月2日現在、平日運休・土曜日 : 1日1往復・日祝 : 1日3往復[6]
      • 小湊バス - 勝浦駅~海の博物館経由~ミレーニア勝浦循環線 - 「海の博物館」下車[5][6]
        • 2016年3月2日現在、平日 : 1日5往復・土日祝 : 1日3往復[6]
    • JR 鵜原駅下車の場合
      • 徒歩 10分[4][5]
      • 勝浦駅始発の小湊バス海中公園センター行バスも、駅前にある「鵜原駅」停留所からも利用可能[6]。次停留所が終点。

脚注

外部リンク

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