内山 興正(うちやま こうしょう、1912年7月15日[1] - 1998年3月13日)は日本の曹洞宗の僧侶で、折り紙作家。詩人。
澤木興道に長年師事し、その死後に安泰寺の住職となる。
兄弟子に横山祖道、弟弟子に弟子丸泰仙がいる。
- 1912年、東京都に生まれる。
- 1937年、早稲田大学大学院文学研究科西洋哲学専修修士課程を修了する。宮崎公教神学校の教師となる。
- 1941年12月8日、澤木興道に就いて出家する。
- 1965年、澤木興道の遷化に伴い、安泰寺住職となる。
- 1975年、安泰寺の住職を引退し、大垣に転居する。
- 1977年、京都府宇治市木幡の能化院に転居する。
- 1998年、死去
渡部耕法、唐子正定、関口道潤、櫛谷宗則、奥村正博、山本成一、本多廸冨、鷹峰道雄等がいる。
- よくわかる折紙(ひかりのくに昭和出版、1956年)
- 折り紙(国土社、1962年)
- おりがみ絵本(国土社、1964年)
- 自己(柏樹社、1965年)
- 自己-ある禅僧の心の遍歴-(大法輪閣、2004年)
- 正しい坐禅のすすめ-ほんとうのホトケさまをする仕方-(柏樹社、1966年)
- おりがみあそび(国土社、1967年)
- 観音経を味わう-東洋の行-(柏樹社、1968年)
- 進みと安らい-自己の世界-(柏樹社、1969年)
- 人生料理の本-典座教訓にまなぶ-(曹洞宗宗務庁、1970年)
- 生命の実物-坐禅の実際-(柏樹社、1971年)
- 坐禅の意味と実際-生命の実物を生きる-(大法輪閣、2003年)
- 宿なし法句参-沢木興道老師の言葉を味わう-(柏樹社、1971年)
- 宿なし興道法句参-沢木興道老師の言葉を味わう-(大法輪閣、2006年)
- 生命の働き-知事清規を味わう-(柏樹社、1972年)
- アタマと生命-拝むこころ-(富山県教育委員会、1973年)
- 天地いっぱいの人生(読売新聞社、1975年)
- 正法眼蔵現成公案意解-悟りとは何か-(柏樹社、1975年)
- 証道歌を味わう(曹洞宗宗務庁、1976年)
- 折り紙-古典から新作までのすべて カッパ版-(光文社、1976年)
- 求道-自己を生きる-(柏樹社、1977年)
- 宗教としての道元禅-普勧坐禅儀意解-(柏樹社、1977年)
- 普勧坐禅儀を読む-宗教としての道元禅-(大法輪閣、2005年)
- 正法眼蔵-生死を味わう-(柏樹社、1978年)
- 純粋折り紙(国土社、1979年)
- 正法眼蔵-八大人覚を味わう-(柏樹社、1980年)
- 正法眼蔵-八大人覚を味わう-(大法輪閣、2007年)
- 人生科読本(柏樹社、1980年)
- 正法眼蔵-弁道話を味わう-(柏樹社、1981年)
- 生存と生命-人生科講義-(柏樹社、1982年)
- 正法眼蔵-摩訶般若波羅蜜・一顆明珠・即心是仏を味わう-(柏樹社、1982年)
- 正法眼蔵-現成公案・摩訶般若波羅蜜を味わう-(大法輪閣、2008年)
- 天地いっぱいの人生(春秋社、1983年)
- 独りで歩け(山手書房、1983年)
- <生死>を生きる-私の生死法句詩抄より-(柏樹社、1984年)
- 正法眼蔵-有時・諸悪莫作を味わう-(柏樹社、1984年)
- 正法眼蔵-法華転法華を味わう-(柏樹社、1985年)
- ともに育つこころ(小学館、1985年)
- 観音経・十句観音経を味わう(柏樹社、1986年)
- 正法眼蔵-現成公案を味わう-(柏樹社、1987年)
- 正法眼蔵-仏性を味わう-(柏樹社、1987年)
- 正法眼蔵-山水経・古鏡を味わう-(柏樹社、1988年)
- 正法眼蔵-行仏威儀を味わう-(柏樹社、1989年)
- 御いのち抄(柏樹社、1990年)
- 禅からのアドバイス-内山興正老師の言葉-(大法輪閣、1993年)
- 正法眼蔵-発無上心を味わう-(柏樹社、1994年)
- いのち樂しむ-内山興正老師遺稿集-(大法輪閣、1999年)
『現代物故者事典 1997~1999』(日外アソシエーツ、2000年)p.93