八木佐吉
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八木 佐吉(やぎ さきち、1903年(明治36年)8月28日 - 1983年(昭和58年)12月15日)は、昭和期の出版人、作家。丸善の歴史を代表する大番頭。
経歴
1903年(明治36年)東京府生まれ。1916年(大正5年)、麹町小学校を卒業し丸善に入社。洋書ストック係、出版企画課長、取締役洋書管理部長、丸善「本の図書館」館長などを歴任し、同社の“生き字引”と呼ばれた。また、自然科学書協会の目録や「学鐙」の編集のほか、和洋書籍の目録・編集を広く手掛け、洋古書の第一人者といわれる。
主な刊行物
著書
- 『洋書の周辺』日本古書通信社 1974
- 『書物往来』東峰書房 1975
- 『明治の銅版本』日本古書通信社 1977
- 『日本書誌学大系 シリーズ』青裳堂書店 1979(共著)
- 『ケルムスコット・プレス』日本古書通信社 1980
編集
- 『書物語辞典 : 英(独・仏・羅)-和』丸善 1976
- 『内田魯庵書物関係著作集 第3巻』青裳堂書店 1979
親族・家族
受賞
- 1981年 - 第14回文化人間賞 東京作家クラブ
研究文献
図書
記事
- 『丸善「本の図書館」館長・八木佐吉氏』高梨 武臣,芦沢 明子、掲載誌 書誌索引展望 / 日本索引家協会 編 3(4) 1979-11 p.p29~34
- 『占領軍検閲の巨浪の中で--戦中・戦後,出版に生きた65年--八木佐吉さん』溝江昌吾、掲載誌 朝日ジャーナル / 朝日新聞社 [編] 23(14) 1981-04-03 p.p40~44
- 『八木佐吉著作目録』八木 福次郎、掲載誌 日本古書通信 / 日本古書通信社 [編] 49(2) 1984-02 p.p13~15
外部リンク
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