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大分県杵築市にある神社 ウィキペディアから
奈多宮(なだぐう)は、大分県杵築市に鎮座する神社である。旧社格は県社。八幡奈多宮(はちまんなだぐう)、奈多八幡宮(なだはちまんぐう)とも呼ばれる。
奈多宮 | |
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所在地 | 大分県杵築市大字奈多229 |
位置 | 北緯33度25分43.388秒 東経131度42分22.604秒 |
主祭神 |
比売大神 応神天皇 神功皇后 |
社格等 | 旧県社 |
創建 | (伝)神亀6年(729年) |
本殿の様式 | 八幡造 |
別名 |
八幡奈多宮 奈多八幡宮 |
例祭 | 4月5日 |
奈多海岸(国東半島東海岸)のほぼ中央に位置する。宇佐神宮と関係の深い神社であるが、正確な創建の時期は不明である[1]。伝承では宇佐神宮の別宮として、神亀6年(729年)に宇佐神宮大宮司であった宇佐公基により創建されたという。主祭神は比売大神、応神天皇、神功皇后。
宇佐神宮の旧神体とされる木造僧形八幡神坐像と2躯の木造女神坐像の三神像を収蔵しており、これら三神像は国の重要文化財に指定されている。このことが示すように当社と宇佐神宮との関係は深く、かつて宇佐神宮で行われていた6年毎の行幸会では、新しい神体の薦枕が宇佐宮本殿(上宮)に納められると、上宮の古い薦枕は宇佐神宮の御炊殿(下宮)に納められ、下宮の古い薦枕はいったん奈多宮に納められた後、海に流されたとされる。
また、中世においては豊後国守護の大友氏との関係が深く、八幡奈多宮の大宮司・奈多鑑基は大友氏の寺社奉行となり、その娘奈多夫人は大友義鎮(宗麟)の正室となって、嗣子の大友義統を生した。
奈多海岸の沖合約300mにある市杵島という小島は八幡奈多宮の元宮である。比売大神は、最初、市杵島に降臨したと伝えられており、岩礁の上には小鳥居が建てられている。この鳥居は2020年9月に台風10号のため流失したが、年内に再建されている[2]。
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