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『信さん』(しんさん)は、辻内智貴による日本の小説。単行本は2003年8月27日に小学館から刊行され、2007年8月7日に小学館文庫より文庫化された。表題作「信さん」と短編小説「遥い町」の昭和30年代を舞台にした2編の作品が収められている。
信さん | ||
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著者 | 辻内智貴 | |
発行日 |
2003年8月27日 2007年8月7日 | |
発行元 | 小学館 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 |
四六判 文庫本 | |
ページ数 |
114(単行本) 144(文庫本) | |
コード |
ISBN 4093874638(単行本) ISBN 9784094081930(文庫本) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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昭和38年、美智代とその息子・守は東京から故郷である福岡の炭鉱町に戻ってきた。ある日、守は地元の悪ガキたちからいじめられていたところを信さんという少年に助けられる。両親を亡くし叔父夫婦に育てられそれまで周りから厄介もののような扱いを受けてきた信さんであったが、この事件をきっかけにあたたかく接してくれる美智代のやさしさに触れ、はじめて自分を認めてくれた美智代に対してやがて特別な感情を抱くようになる。
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『信さん・炭坑町のセレナーデ』(しんさん・たんこうまちのセレナーデ)のタイトルで2010年11月27日公開。撮影は2008年の秋に福岡県をはじめとする九州の各地でオールロケが行われ、その後しばらく公開予定は未定だったが、2010年5月15日に福岡で、全国に先がけ先行公開されることが決定した。原作者、監督、俳優、エキストラと多くの福岡県出身者が参加している。小雪と池松壮亮は映画『ラスト サムライ』以来の親子役共演となる。
雑誌『ぴあ』調査の映画満足度ランキングでは1位を獲得し[1]、全国31スクリーンという小規模公開ながら、2010年11月27,28日初日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第14位と好成績になった[2]。
また、2010年11月からフランスのKINOTAYO映画祭で上映され、「観客賞」と「最優秀映像賞」をダブル受賞した[3]。英題は『FORGET ME NOT』。
厚生労働省社会保障審議会が推薦する児童福祉文化財の1つに選ばれている[4]。
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