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『令義解』(りょうのぎげ)とは、養老令に定準を設けるために[1]、833年(天長10年)に淳和天皇の勅により右大臣清原夏野を総裁として、文章博士菅原清公、明法博士 讃岐公永直ら12人[2]によって撰術された解釈書で30篇、全10巻あった[1]が、そのうち21篇が伝わる。令集解から7篇を抽出でき、残る2篇も近世以来逸文が収集されている。国史大系本も含め、現在入手できるのはこの輯佚書を含んだものである。
養老令が失われたため、この書物によって大宝令・養老令が伝えられている[1]。同じく養老令の注釈書である『令集解』(惟宗直本の私撰注釈書)と違って、こちらには法的効力(官撰注釈書)がある。
体裁は令本文を大字で掲げ、義解を語句の間に細字双行で加える。
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