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岡崎公会堂(おかざきこうかいどう)は、かつて京都市左京区岡崎最勝寺町にあった公会堂。「京都市公会堂」とも呼ばれる[1]。
1917年(大正6年)7月に岡崎公園内に開設された[1][2]。本館と東館の2棟で構成されていた[1]。建築部材には、大正天皇の即位大典の際に二条離宮(現:元離宮二条城)内に設置された大饗宴場の廃材が転用された[1][2]。
1920年(大正9年)には都市計画反対の市民集会、1922年(大正11年)には全国水平社創立大会(水平社宣言を採択)、1923年(大正12年)にはメーデー演説会などの集会が開催された[2][3]。1928年(昭和3年)9月20日には御大礼記念京都博覧会の開会式が行われた[4]。
しかし、東館は1929年(昭和4年)5月に火災で全焼し、翌年8月に再建された[1]。一方本館は1934年(昭和9年)の室戸台風で倒壊、以後再建されることはなかった[1]。
残存した東館は終戦後の1945年(昭和20年)9月に連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ)に接収され、サンフランシスコ講和条約発効後の1952年(昭和27年)10月に接収解除となり、再び公会堂として使用された[1]。
1956年に(昭和31年)、旧本館跡地に京都会館の建設が決定され、1960年(昭和35年)6月に開設されると、東館は京都会館別館となる[1]。旧東館はその後改修されて2000年(平成12年)4月より京都市美術館別館として使用されている[1]。
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