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亜洲新湾区(あしゅうしんわんく、繁体字中国語: 亞洲新灣區、英語: Asia New Bay Area[註 1])、またはアジア新湾区(アジアしんわんく)は台湾高雄市の高雄港北部(前鎮区を中心に一部苓雅区・鹽埕区を含む)の総合再開発地区。2000年代から計画、建設が進行中の「高雄多功能経済貿易園区」の核心エリアとして、5大社会インフラを整備する計画が進行している。
前鎮区(一部は苓雅区、鹽埕区)一帯のウォーターフロント再開発地区。2011年に高雄市長陳菊が提唱したもので、高雄市区(県市合併前の旧高雄市域)と高雄港の土地を従来の重工業地区からソフトパワー重視にシフトし、再生させるために総面積234ヘクタール[1]を市と中央政府が総投資額約300億ニュー台湾ドルを投じている[2][3]。
事業の拡大で高雄に国際的な視線を集め、国際都市として国内外の投資家を呼び込んでいる。中でも中国鋼鉄の総本部となった高層ビルは高雄港ベイエリアのスカイラインを一変させ[4]、高雄の新たなランドマークとなった[5]。
エリア内の建築は国際コンペティションでグリーンビルディングの概念を採用し、高雄の映像産業、デジタルコンテンツ、展示会、文創産業、港湾観光業と遊覧船事業の発展を推進している[6]。
多功能経貿園区(または多機能経貿園区)はベイエリア開発事業として2000年代から始動した鼓山区から鹽埕区、苓雅区、前鎮区にわたる総面積587ヘクタールの再開発エリア[7][8]。近年は後発の亜洲新湾区に包括されることが多い。
台湾初のライトレール路線。駅でのキャパシタ充電方式を採用したため、駅間での無架線走行と景観配慮の両立を実現している。
初期計画では環状線はC8高雄展覧館駅からそのまま北上し、愛河を渡河するのはもっと北寄りの内陸部であり、別途水岸線を建設予定だったが、高雄経済貿易園区および新湾区計画推進により、旧高雄臨港線をフル活用したものに統合再編され、哈瑪星駅経由となった。
2014年開館の国際コンベンションセンター。1,500のブースが展開可能で、2,000人収容の大ホール1室、800人収容の中ホール2室、20-40人収容の小ホール10室、付帯マリーナを備えている。
屋外展示も可能。
高雄港11-15号埠頭(光栄碼頭(苓雅区)、真愛碼頭(鹽埕区)など)に12,000人収容可能な野外コンサート会場、6,000人収容可能な屋内コンサートホール、150-400人収容の6つの小型ライブハウス、海洋文化展示センター、フェリー埠頭、親水公園、自転車道などを整備する計画。陳水扁政権時の新十大建設で盛り込まれた。
国際旅客船ターミナル(中国語: 高雄港埠旅運中心)は高雄港18-21号埠頭(苓雅区)の「客運専区」計画の一部分。2013年に着工[9]。国際会議場、弁公室、3つの乗船用ブリッジ、出入国管理機能総延長726メートル、水深10.5メートルの埠頭を備え大型国際観光クルーズ船2隻が停泊可能。2019年完成予定[10]。
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