Remove ads
ウィキペディアから
『予言者育成学園 Fortune Tellers Academy』(よげんしゃいくせいがくえん フォーチュンテラーズアカデミー)は、スクウェア・エニックスより配信されていたiOS・Android用ゲームアプリ。サービス期間は2016年2月15日[1] - 2018年6月29日。基本プレイ無料(アイテム課金制)。略称は「FTA」「予言者育成学園」。
現実世界の出来事の、未来の展開を予知する「リアル連動ゲーム(RXG)」を提唱している。主人公は予言者の育成を目的とした魔法学園の生徒となり、予言テストと呼ばれる未来当てゲームに挑戦する。現代日本で数日以内に起こる出来事に関する内容が出題され、選択肢の中から正解と思う未来を選んでゆくことがメインの遊びとなる。
開発はデジタル・ワークス・エンターテインメントが担当し、2017年11月1日より運営についても同社へ移管された。
プロデュースとゲームデザインを担当する藤澤仁のスクウェア・エニックス退社に伴い本タイトルの運営終了も発表され、2018年6月29日をもってサービスが終了された[2]。
かつて、予言者は閑職の象徴だった。今から2年前、異界に棲む亜人種アルカナが現れ、人類を喰い始めた。滅びゆく人類が手にしたのは、この世界で予言者だけがアルカナを使役し戦うことができるという、ただひとつの希望。そのため臨時世界政府からの特命に従い、予言者育成学園「フォーチュン・テラーズ・アカデミー」(通称FTA)へ、多くの少年少女たちが入学することになった。
予言者育成学園FTAがある、主人公たちの暮らす国。
アルカナたちが暮らす世界。大予言者エドガンの起こした事故により、異界との境界である「セフィロトの門」が消滅したことで、こちらの世界へのアルカナたちの流入を招いた。セフィロトの中には四つの異界が存在し、それぞれ戦争状態にある。
現代日本で、数日以内に起こる出来事が出題テーマとなる。用意された数種類の選択肢の中から正解と思う未来を選び、ゴールド(ゲーム内通貨)を投資する。各選択肢には倍率が設定されており、選択しているプレイヤーが多いほど倍率は下がり、少ないほど上がる。選択には「PP」を消費する。数日後に答え合わせが発生し、選んだ選択肢が当たっていれば、倍率に応じたゴールドと経験値を獲得できる。
予言を行った時や予言が的中した時にアルカナとの戦闘が発生する。予言を行わなくとも「アルカナ捜索」で戦うこともできる。戦闘は取り置くこともできる。[3]
本作品の戦闘はターン制で進行するコマンド選択式バトルであり、所持しているアルカナを4体選んで戦わせる。アルカナは自動で行動し、プレイヤーはターン開始前に特技を使いアルカナをサポートする。また、プレイヤーは「絶対予知」を行い、次の相手の行動を知ることができる(最大3回)。ランダムで「自動予知」することもあるが、的中率は絶対予知より低い。アルカナは「必殺技」を持ち、戦闘中の行動によって必殺ゲージが最大まで溜まるとプレイヤーが任意で発動させられる。[3]
バトル中には勝利できる確率「戦勝確率」が表示されている。100%の時に数値をタップするとバトルが自動かつ高速で進行する。[3]
勝利すると相手アルカナを捕獲できる。[3]
学園の「ミステリーリサーチ部」を舞台に、ミステリー小説仕立てのストーリーが展開される[4]。ゲーム中の基本操作を行うと報酬が貰える「本日のプリント」をクリアすると、1話ずつアンロックされていく[3]。ゲームプレイとは切り離されており、読まなくても支障はない[4]。
プロデューサーの藤澤仁は「ドラゴンクエストシリーズ」に関わっていた時に、同シリーズの職業として敵の攻撃を読む「予言者」というものを考えていたが、それを最初からスマートフォンのゲームに繋げて考えていたわけではなかった。藤澤は、誰も見たことのないゲームを作ることを考えていた時に「リアル脱出ゲーム」や「人狼」といったコンピュータを使用しないアナログゲームに触れ、若者たちがアナログゲームのことを真剣に受け止めていることに気づき、アナログゲームとコンピュータゲームの中間はどんなものになるかを考え始めた。そして、世の中のニュースを題材にしたら何ができるかと考えを巡らすうちに、前述の「予言者」と繋がった。[5]
キャラクターデザインは越島はぐが担当。普段は衝動買いをしないという藤澤が、越島がイラストを担当した小説『ビブリア古書堂の事件手帖』はいわゆる「ジャケ買い」をしてしまったといい、絵が大きな魅力だったためであると自己分析した。そして新しいゲームを作るなら、自分がインスピレーションを受けた相手に頼むべきと考え、越島が起用された。[5]
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.