江戸時代の初期浮世絵の版元 ウィキペディアから
正本屋、草紙屋、暁鶏堂とも号す。山本氏。江戸大伝馬町3丁目北側中程で寛文から安永にかけて活動している。貞享4年(1687年)刊行の『江戸鹿乃子』に浄瑠璃本屋と載る。浄瑠璃本のほかに草双紙、細見などのほか一枚絵も刊行、西河吉信、鳥居清重、鳥居清倍、西村重長の漆絵、鳥居清重、鳥居清広、2代目鳥居清信らの紅摺絵などを出版しており、初期浮世絵の代表的版元であった。浮世絵師でもあった富川房信の代にいたって自画作の絵本を多数出版したが、家運が傾いて安永頃に廃業したと伝えられる。
丸屋小兵衛と関係があるとみられるが未詳。元文から寛延ころの大伝馬町3丁目の丸屋、商標○に山はこの版元か、丸屋小兵衛のことか未詳であるが、一応この版元としておく。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.