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中国の国立大学 ウィキペディアから
中国人民大学(ちゅうごくじんみんだいがく、拼音: 、Renmin University of China)は、北京市海淀区に本部を置く中国の副部級大学である。人文科学・社会科学を中心とする総合大学として、985工程、211工程、双一流の成員校に指定されている。略称は「人民大学」、「人大」。
所在地は北京市海淀区の中関村大街59号。優れた学術環境であり、中国のシリコンバレーと呼ばれる中関村にも隣接している。
社会科学や人文科学における数多くの大学プログラム、大学院プログラムなどを提供しており、それらの分野については中国でも有数の学校であり、中国教育界においてリーダー的な役割を担っている。
法学、国際関係学、商学、経済学、新聞学、金融学、歴史学、管理学などは、中華人民共和国教育部によって、全国の重点科目(A+)と格付けられている。「世界一流の人文大学」を目指すと共に、中国の伝統文化をも大切にしている。孔子文化研究院など国家の人文研究拠点が設けられており、さらには、2005年発足の中国初の国学院は、全国規模で伝統文化研究のブームを呼んでいたという。
艾瑞深中国校友会ネットが編集、科学出版社が出版する『2018中国大学評価研究方向---中国高考志願填報指南(校友会版)』の中国大学ランキングで中国人民大学は、北京大学、清華大学、浙江大学、復旦大学に続く第5位となっている。また、清華大学、北京大学と共に「8つ星大学」の栄誉に輝き「世界一流大学」の仲間入りをしている。寄付総額でも清華大学、北京大学と並ぶ「20億元クラブ」に名を連ねている。
中国人民大学は人文社会科学を主とし、一部理工学科を併設した総合大学で国家重点大学の内の1校でもある。学校の前身は抗日戦争中の1937年に誕生した陝北公学で、後に華北連合大学、北方大学から華北大学へと学校名を変更。
1950年10月3日、中国人民大学として正式に創立、中華人民共和国の建国後に設立された最初の大学である。初代学長は日本に留学し、帰国後は政治家、教育家として文字改革を推進した呉玉章。
1954年、教育部によって北京大学、清華大学等の5校と共に最初の国家重点大学に指定された。
1966年の文化大革命時に大学の機能は麻痺し、1970年には北京市革命委員会によって閉鎖され、1973年には完全に解散させられたが、文化大革命が終結した1977年に鄧小平の支持を得て再建された。
1995年に21世紀に向けて中国の100の大学に重点的に投資していくとした「211工程」の重点大学となり、2003年に211工程の中でも限られた重点大学に重点的に投資していくプログラム「985工程」の対象に、2017年には「双一流」大学の対象に指定された。
2009年8月に江蘇省蘇州市政府の協力のもとで、蘇州市工業園区独墅湖高教区に国際学院(蘇州研究院)を設立した。
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