下宇美駅
かつて福岡県宇美町にあった日本国有鉄道の鉄道駅 ウィキペディアから
下宇美駅(しもうみえき)は、かつて福岡県糟屋郡宇美町にあった日本国有鉄道(国鉄)勝田線の駅(廃駅)である。勝田線の廃線により、1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった。
歴史
- 1919年(大正8年)10月12日:筑前参宮鉄道の下宇美停留場として開業[1]。
- 1936年(昭和11年)頃:宇美八幡停留場と改称[2]。
- 1941年(昭和16年)3月28日:三菱鉱業勝田鉱業所専用鉄道運輸開始認可(宇美堅坑-宇美八幡間1.4km、動力蒸気、軌間1067mm)[3][4]
- 1942年(昭和17年)9月19日:筑前参宮鉄道が九州電気軌道(9月21日 西日本鉄道に改称)に合併し、宇美線となる。
- 1944年(昭和19年)5月1日:戦時買収による国有化で勝田線なり、信号場に変更、下宇美信号場となる[2]。
- 1950年(昭和25年)1月10日:駅に昇格し、下宇美駅となる[5]。
- 1963年(昭和38年)4月1日:業務委託駅となる(日本交通観光社に委託)[6]。
- 1985年(昭和60年)4月1日:勝田線の廃止に伴い営業廃止[2]。
駅構造
かつては、三菱鉱業勝田鉱業所専用線も接続していた大きな駅であったが、閉山後急速に寂れて駅も小さくなり、末期は単式ホーム1面1線のみを有する簡素な無人駅となった。ちなみに当駅の待合所はバス停留所のそれに近いものであった。廃駅後に周辺は遊歩道となったが、駅のホームは残っている。
駅周辺
宇美八幡宮の最寄駅であった。なお駅は福岡県道68号福岡太宰府線に面していて、駅前にバス停が設けられていた。そちらのほうが便数も多いことからよく使用されていた。
隣の駅
脚注
関連項目
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