三重県道748号大湊宮町停車場線(みえけんどう748ごう おおみなとみやまちていしゃじょうせん)は、三重県伊勢市内を走る一般県道である。地図などで大湊道と称される場合がある。
概要 一般県道, 路線延長 ...
一般県道 |
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三重県道748号大湊宮町停車場線 |
路線延長 |
7.874 km |
制定年 |
1968年 |
起点 |
伊勢市大湊町 |
終点 |
伊勢市御薗町高向 |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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- 伊勢市大湊町のデルタ地帯から中心市街地を結ぶ唯一の道路である。
- 大湊川に架かる湊橋から同市御薗町新開までは、ほぼ直線であり、延長線上の市道を通じて国道23号と接続する。
- 伊勢市御薗町新開から同市御薗町高向までは、旧度会郡御薗村内を東西に横断する。
- 1886年(明治19年) - 港湾浚渫用の資材などを運搬する目的で、山田(現在の伊勢市中心市街地)から大湊まで新道を開削する。同年4月11日に起工、6月下旬に完成、7月1日に開道式を挙行する。この時、大湊川の現在地に木造の湊橋が架けられる。
- 1925年(大正14年) - コンクリート造の湊橋が完成する。
- 1943年(昭和18年) - 曲がりくねっていた徳田-馬瀬間、馬瀬-桧尻間の道路を一直線に開削する。
- 1968年(昭和43年)12月3日 - 三重県告示により、大湊-馬瀬間の道路に御薗村内の道路(当時は農道)を加えた区間が、県道大湊宮町停車場線(県道番号748)に路線認定される[2]。
- 1970年(昭和45年)5月 - 大湊川に新たな湊橋が架かる。
- 1977年(昭和52年)3月15日 - 三重県告示により、区域決定、供用開始する[3]。供養開始の区間は、伊勢市大湊町東町93番地先から度会郡御薗村大字高向字中河原1799-1番地先まで。
- 1991年(平成3年)9月 - 伊勢南北幹線道路の建設促進運動を行なう期成同盟会が伊勢市、伊勢市商工会議所、御薗村により発足する[4]。
- 1992年(平成4年) - 三重県による伊勢南北幹線道路の建設が開始する。
- 1996年(平成8年)5月22日 - 伊勢南北幹線道路の一部となる県道大湊宮町停車場線バイパスが開通する。
- 2012年(平成24年)12月14日 - 県道60号伊勢松阪線が区間を変更した[5]ため、それまでの重複区間のほとんどが解消される。
- 2024年(令和6年)7月5日 - 伊勢市立御薗小学校付近(伊勢市御薗町長屋地内)の360メートルの道路改良工事が完成し、供用開始[6]。車道と歩道が分離されたほか、三重県初となる立体に見える横断歩道が設置された[7]。
重複区間
- 国道23号 - 高向交差点から宮川ジャンクションまでの約100mほど重複している。
バイパス
伊勢南北幹線道路および県道大湊宮町停車場線バイパス
- 伊勢南北幹線道路とは、伊勢市御薗町高向地内の国道23号と伊勢市中島一丁目地内の県道鳥羽松阪線を南北に結ぶ約2.5kmの道路のことである。国道23号から伊勢市街地への車の流れを円滑にする目的で建設された[4]。まず1996年に国道23号宮川大橋付近と県道伊勢松阪線の豊浜大橋付近を結ぶ県道大湊宮町停車場線バイパス(550m)が開通[4]、県道伊勢松阪線から近鉄山田線をアンダーパス、参宮線をオーバーパスし、県道鳥羽松阪線までを結ぶ主要地方道伊勢松阪線バイパスは2012年に完成、伊勢南北幹線道路が全線開通した[8]。
- 県道大湊宮町停車場線バイパスは片側二車線で幅6.5m、歩道は幅3mで、中央分離帯を含めると全幅は22mである。中央分離帯には多行松や車輪梅が植栽されている。1996年の開通と同時に、同線を結ぶ国道23号の宮川インターチェンジ(1994年度から建設省が工事。区間400m、幅3.25m。)も開通した[4]。
- 『御薗村誌』(1989年5月31日発行、編纂:御薗村誌編纂室、発行:三重県度会郡御薗村)
- 『伊勢大湊の今昔』(2006年2月、著者:大西民一)
- 三重県公報
出典
1996年4月26日付け 中日新聞 朝刊 22頁 伊勢志摩版「伊勢南北幹線道まず一歩 県道大湊宮町停車場線 バイパス550メートルが完成 御薗村高向 2日から供用開始」、1996年5月3日付け 中日新聞 朝刊 16頁 伊勢志摩版「御薗の県道大湊宮町停車場線が完成 村長ら車で通り初め」