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『三國志V』(さんごくし・ファイブ)は、1995年にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売された歴史シミュレーションゲーム。「三國志シリーズ」の第5作である。音楽は服部隆之が担当[1]。
ジャンル | 歴史シミュレーションゲーム |
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対応機種 |
PC-9801 Windows 3.1 Windows 95 - Me Macintosh プレイステーション[PS] セガサターン[SS] PlayStation Portable[PSP] |
開発元 | 光栄(→コーエー) |
発売元 | 光栄 |
人数 | 1-8人 |
メディア |
3.5インチ/5.25インチFD [PC-98] CD-ROM [PC-98・Win・Mac・PS・SS] UMD [PSP] ダウンロード[Steam] |
発売日 |
1995年12月15日[PC-98] 1996年3月[Win3.1] 1996年4月[Win95] 1996年7月19日[PC-98・PK] 1996年9月[Win3.1・PK] 1996年9月[Win95・PK] 1996年9月27日[SS] 1997年2月14日[PS] 1998年7月2日[PS・withPK] 1999年3月4日[PS・TheBest] 2003年5月22日[PS] 2005年4月1日[PSP] 2006年3月30日[PSP・TheBest] 2006年11月9日[PSP・定番] 2017年4月19日[Steam・withPK] |
パソコン版が発売された後、さまざまな家庭用ゲーム機に移植された。また、「コーエー定番シリーズ」などの廉価版シリーズも発売されている。なお、Windows版はパワーアップキット含めXP及び2000での動作保証は公式にはされていない。『VI』とのセットであるバリューパックも発売されている。
なお、2010年2月18日に発売されたニンテンドーDS用ソフト『三國志DS3』および2013年9月19日に発売のニンテンドー3DS用ソフト『三國志』も本作がベースとなっている。
中国の三国時代の群雄の一人となり、古代中国の主要都市の完全制覇を目指すという基本的な枠組は前作までと同様だが、シリーズとしては初めて黄巾の乱の年代のシナリオ及び武将が本格的に登場した[2]。本作の最大の特徴は、名声によるコマンド実行回数制と、戦争における陣形の導入である。
君主の内外からの評判を指す。 名声が高くなる事により、国の運営において以下のように様々なメリットが得られる。
名声は以下のような行為で上昇する。
逆に、名声が低下する行為としては以下のものがある。
特に領土を失った敵君主を捕虜にした場合は登用か斬首しか選択肢がないために名声が下がる可能性が高い。残り領土が1つの君主を攻める場合にはデータをセーブし登用できるまでロードして戦争を繰り返す必要がある。
各都市にいる武将に個別に割り振られる。内政・外交・人事・計略・軍事・特殊(パソコン版のみ)の6つ。訓練や募兵といった行為は担当官にしかできないが戦争への参加は誰でも可能。 1・4・7・10月に変更が可能(パソコン版は、特殊担当官以外は1月のみ変更が可能。特殊担当官はいつでも他の担当官へ変更が可能)。
一部のコマンドは従来のそれとは大きく異なる。委任システムが存在しないのも特徴の一つである。
各勢力の君主と、軍師の条件(知力90以上かつ政治80以上、アイテムによる上昇値は不可)を満たす武将は2万、一般と表記される他の(君主・軍師ではない)武将は8000の兵士を率いることができる。一般武将はパラメータ「勇名」に応じた将軍位に就くことで、率いる兵士数を増やすことが可能。たとえば勇名1万(最大値)で就ける大将軍では君主級の2万の兵を率いることができるようになるが、同一勢力で同じ将軍位には一人の武将しか就けることができない。
特殊能力は武将の個別化を図るため前作より導入された。今作においては全て戦争時に効果を発揮するものである。全部で32あるが、どの武将も6個までしか取得できず、どの武将がどの能力を取得するかは決まっている。また成長タイプにより取得時期は異なる。
以下の8人を特殊武将として配下にすることができる。
DS版、3DS版では以下3人も特殊武将として配下にできる。
特色は下記のとおり。
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