ワールドペイ

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ワールドペイ: Worldpay Inc.)は、アメリカ合衆国シンシナティに本拠を置き、世界140カ国以上に顧客を持つ決済サービスプロバイダイギリスやアジア地域など世界に25の拠点を有する。日本法人はWorldpay株式会社ニューヨーク証券取引所ロンドン証券取引所上場企業(NYSE: WPLSE: WPG)。

概要 種類, 市場情報 ...
Worldpay株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
100-0004
東京都千代田区大手町一丁目3番1号JAビル12階
代表者 代表取締役 小森 英哉
資本金 20億円
売上高 32億3,458万6,000円
(2023年12月期)[1]
営業利益 4億891万9,000円
(2023年12月期)[1]
経常利益 4億7,355万8,000円
(2023年12月期)[1]
純利益 2億6,483万7,000円
(2023年12月期)[1]
純資産 16億429万7,000円
(2023年12月期)[1]
総資産 471億3,952万1,000円
(2023年12月期)[1]
決算期 12月末日
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沿革

ワールドペイは、起業家のニック・オグデン(Nick Ogden)によるオンライン小売業のベンチャーとしてイギリスでスタート[2]1993年に電子マネー決済を試行、1994年にオンライン決済を開始[3]1997年Worldpay Ltd.を設立した[4]。世界120カ国に2万人の顧客を持つ事業に急成長したのち[2]、ニック・オグデンは2002年6月、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)に、ワールドペイの事業を売却した[5]

一方、1989年ナショナル・ウエストミンスター銀行は、店頭決済を対象とする電子決済部門のStreamlineを設立[6]2000年のRBSによるナショナル・ウエストミンスター銀行買収の際、StreamlineはRBSの傘下となり、続いて2002年のワールドペイ買収後、RBSはワールドペイとStreamlineを経営統合させ、RBS Worldpayのブランド名のもとに置かれることとなった[7]。RBSは大陸欧州やアメリカに拠点を持つ決済サービス企業の買収を進め[6]RBS Worldpayの事業は国際的に拡大した。世界金融危機の発生を受け欧州委員会から事業の選択集中を求められたRBSは、2010年8月、RBS Worldpayの株式の8割をアメリカの投資会社のAdvent Internationalベインキャピタルに売却することを決定[8]、売却後、社名は再びワールドペイ(Worldpay Group plc)となった。

RBSからの独立後、アメリカのCentury Payments Inc.を買収するなど事業の拡大が続き[9]2013年11月、RBSは保有していた残りの株式の売却を発表[10]2015年10月、ワールドペイはロンドン証券取引所に株式公開した[11]2017年7月、アメリカの決済サービス企業Vantiv Inc.がワールドペイの買収・合併を発表[12]2018年1月に合併を完了し、新会社のワールドペイ(Worldpay Inc.)が発足、アメリカ・シンシナティに本社を置きニューヨーク証券取引所とロンドン証券取引所双方の上場企業となった[13]

ワールドペイの顧客企業は、各国の小売企業、航空会社や旅行業界[14]、ゲーミング業界などに及び、2017年4月、バニラエアがワールドペイの決済システムを導入[15]、2017年11月、ゲーミングデバイス大手のRazerがワールドペイの決済システムを導入した[16]

日本法人「Worldpay株式会社」は、東京(山王パークタワー)にある[17]

脚注

外部リンク

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