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『ワールドヒーローズ2』(ワールドヒーローズツー)は、雑君保プによる日本の漫画。「コミックゲーメスト」(新声社)にて連載された。単行本は全5巻。
ADKの対戦型格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズを題材にした漫画であるが、コミカライズではなく独自色が強い[1]。第1巻は読みきりギャグ、第2巻以降は実質的に「オルレアンの乙女編」として歴史改変SFとなりシリアスな展開となったが、ギャグが随所に散りばめられている。
登場するキャラクターは、プレイヤーキャラクターについてはシリーズ第3作の『ワールドヒーローズ2JET』まで、ボスキャラクターについてはシリーズ第1作のギガスのみとなっている。なお、ゲームではブラウン博士がタイムマシンを完成させているが、本作では登場せず、オリジナルキャラクターの根腐軸盆(ねぐされじくぼん)博士が完成させている。
最初は読み切りのギャグ漫画で、タイトルも『ワールドヒーローズ』であった(そのため、オチも続かないものだった)。第2話については、作者の知らないまま掲載が決定していた(第2話で、冒頭2頁を使って説明されている[2])。『ワールドヒーローズ2』が発売される事に合わせ、第3話[3]から(半ば強引に[4])タイトルが変更され、キャラクターも追加された。以後、第5話(第1巻での最終エピソード)までは一話完結のギャグ漫画として掲載された(ただし、第5話では次回への「引き」で終わっている)。
第6話(第2巻の開幕エピソード)から、事実上「オルレアンの乙女編」に突入している。ブロッケンが自己の存在に悩んでいる頃、博士が人造人間ギガスを創造したところ、予期せぬ偶然でブロッケンの自我がギガスにコピーされてしまう。ギガスは歴史を崩壊させるという使命感を持ち、タイムマシンを強奪に向かう。途中、ジャンヌの邪魔が入るもマシンを奪い、過去へと跳んだ。まずはジャンヌの時代(百年戦争)を混乱させようと。
タイムマシンに同乗したブロッケンと意気投合したギガスは、さらにジャックとリョフを味方につける。残りの英雄たちは、歴史改変を阻止しようと行動するものの、過去のジャンヌ(覚醒前)をジャックに奪われてしまう。以後、歴史改変派と阻止派に分かれた抗争となり、基本的にはシリアスな展開となったが、脱線が多く、展開は遅々としていた。最終的にジャンヌは覚醒し、歴史改変は免れるものの、フウマ、マッドマンが置き去りになっている。また、ブロッケンら4人組も生存しており、ロンドンで再会した。
各巻の巻末に収録されている描き下ろし漫画。ハンゾウを主役とした歴史改変もので、オルレアン編などよりもシリアスである。
ストーリーは、「かつて、妹のように可愛がっていた「さや」という女性忍者を手に掛けた」という苦い過去を持つハンゾウが、タイムマシンで過去へ戻り、事の真相を探る、というもの。当時の記憶がなかったのは、加藤段蔵に操られていたからであり、加藤の野望を挫くべくハンゾウが戦いを挑む、という展開。
ゲームキャラクターの基本情報については、『ワールドヒーローズ』を参照。なお、1回のみの登場キャラクターなどは煩雑になるため含めない。
第2巻以降に追加されたキャラクター及び、既存キャラクターの動向。
なお、『2』のプレイヤーキャラクター14名のうち、ブロッケンが敵対したため、残りの13人が歴史改変を阻止しようとするのだが、マッドマンは終始ジャンヌの実家に置き去りにされているため、実際に行動しているのは12人である。当初は6人ずつの2チームに分かれて行動したが、すぐに4チームに編成変えとなった(4人組が2チームと、3人組、単独行動という構成。独断での編成ではないと思われる)。初期2チームは、ジャンヌ組がドラゴン、シュラ、ハンゾウ、Jカーン、ジョニー。もう片方はフウマ、エリック、キッド、マッスル、ラスプーチン、リョーコ(ジャンヌが編成した[8])。
外伝に新登場するキャラクター及び既存キャラクターの動向。
雑君保プは、連載中に何度も原稿を落としている。そのため、作中で「自己管理」と書いた時は、編集者から「(雑君保プが書くには)差別発言や性器描写よりも許されない言葉」と怒られた[12]。
また、数ヶ月で担当が何人も替わっている。そのため、雑君保プは自らを「呪いのダイヤ」と揶揄した[13]。
各巻において表記が統一されていない(第1巻では「第1話」などとしか表記されていない。逆に、第3巻からは通算話数が省略されている)ため、本節では統一して記載する(第1巻のサブタイトルについては、各回の扉を出典とする。話数は通算)。
また、本編のみならず、初期作品(「ゲーセンおわらえ」)や描き下ろし(外伝「その日、彼方で」)も収録されている。「ゲーセン-」はゲームセンターで稼動しているゲームを題材にしたギャグ漫画である。第3巻の「本日休業」は、本編に絡まない単独エピソードとなっている(オルレアン編の進行を休んでいる状態)。
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