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『ワールズエンドクラブ』(World's End Club)は、トゥーキョーゲームスとグランディングが開発しイザナギゲームズより発売されたアクションアドベンチャーゲーム。2020年9月4日にApple Arcade版が配信開始。2021年5月27日にNintendo Switch版が発売された。
ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム |
---|---|
対応機種 |
Apple Arcade Nintendo Switch |
開発元 |
トゥーキョーゲームス グランディング |
発売元 |
イザナギゲームズ NIS America |
プロデューサー |
梅田慎介 二木幸生(開発プロデューサー) |
ディレクター |
小高和剛(クリエイティブディレクター) 打越鋼太郎 中澤工 |
シナリオ | 打越鋼太郎 |
音楽 | 福田淳 |
美術 | 吉田謙太郎 |
キャラクターデザイン | 竹 |
発売日 |
App AC 2020年9月4日 Switch 2021年5月27日 2021年5月28日 |
対象年齢 |
App AC:12+ CERO:B(12才以上対象) |
コンテンツアイコン | CERO:暴力、犯罪 |
売上本数 |
Switch 2,968本[1] |
ダンガンロンパシリーズの小高和剛と、infinityシリーズや極限脱出シリーズを手掛けた打越鋼太郎による作品。主な開発は小高が代表を務めるトゥーキョーゲームスによって行われ、小高はクリエイティブディレクター、打越はシナリオライター兼ディレクターを担当する他、同じくトゥーキョーゲームス所属で過去には打越と共にinfinityシリーズを手掛けていた中澤工もディレクターとして参加する。キャラクターデザインにはイラストレーターの竹が起用されている。
発表当初のタイトルは『デスマーチクラブ』(Death March Club)だったが、Apple Arcade版発売前日の2020年9月3日公開のティザー動画においてゲームタイトルの変更が告知された[2]。当初は小学生たちがデスゲームを行う内容と発表され「12歳による12のデスゲーム」というキャッチコピーも掲げていたが[3]、そうした要素は物語の冒頭部分のみで、その後は小学生たちの冒険物語へと大きく転換する[4]。
1995年7月13日、全国の落ちこぼれ小学生たちが集められたクラス、通称「ガンバレ組」のメンバーは、修学旅行の移動中のバスの中でホラー映画を見ながら東京から鎌倉へ向かっていた。すると、窓の外で隕石が落ち、次の瞬間、バスは強い衝撃に巻き込まれる。
メンバーたちは、海底遊園地「World's End Land」の内部で腕輪がついた状態で目覚める。この遊園地は前年にオープン予定だったが計画が中止となり放置されていた。そこに、先程見ていた映画のキャラクター・ピエロピが現れ、デスゲームの開幕を宣言する。その内容は、腕輪に書かれたノルマを達成した勝者1人だけが「魔法の鍵」を手にし出口から地上へ脱出できるというものだった。ゲームが進行する中、ノルマを達成できなかったメンバーは巨大ロボット「ドロドロンボット」の体内に次々と放り込まれていく。そして、最終的にメンバーの一人・れいちょが勝者となり鍵を得るが、れいちょは出口ではなくドロドロンボットについた鍵穴に鍵を差し込んで囚われのメンバー全員を救出し、その場にあった潜水艦に乗って遊園地を脱出する。
潜水艦がとある海岸に到着しメンバーが近くの商店街に向かうと、そこには人の気配が全くなく廃墟のようになっていた。そして、近くの垂れ幕を見て、現在地が東京から1200km程離れた鹿児島であることが判明する。メンバーは東京へ帰るべく力を合わせて冒険することになる。
本作はアドベンチャーゲームと横スクロールアクションゲームの両方を含む構成となっている。ゲームは以下の三つのステージに分類される。
物語の途中ではルートが分岐しており、メンバーが二手に分かれて進む場面もある。
メンバーたちは冒険の中で特殊能力「バディスキル」を習得し、これをアクションパートで活用していく。
ディレクターの小高と打越はそれぞれダンガンロンパシリーズと極限脱出シリーズといったデスゲーム作品を手掛けてきたが、本作は全世界で、特に市場の大きい中国で発売できるものとするため残酷表現無しという方針で制作されている[4]。物語については映画の『IT』や『グーニーズ』のような少年少女の旅物語のシチュエーションにしようということになり、このほか、映画『スタンド・バイ・ミー』、ゲーム『MOTHER』、アニメ『ガンバの冒険』のイメージも反映されている[4][6]。打越と小高の共作と紹介される事が多いが、実働として開発を主導していたのは打越と中澤であり、小高はそこに自分の意見を出していく役割だったと言う[4]。
前述のように、発売前の段階ではデスゲーム作品として宣伝が行われていた。当初は冒頭のデスゲーム部分だけを体験版として出す計画があり、「デスゲームだと思っていたら旅が始まる」という展開によりユーザー達の間で話題になることを目指していた。その後、体験版の仕組みのないApple Arcadeでソフトを配信することになったため、構想の実現には至らなかった[4]。なお、Nintendo Switch版では体験版が配信されており[7]、当初の構想通りデスゲーム部分のみの内容である。
コロコロオンラインにて連載された。作画は菊妻ヒロキ。ストーリーは概ね原作通りに進行する。
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