ロワイヤ

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ロワイヤmap

ロワイヤRoyat)は、フランスオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ピュイ=ド=ドーム県コミューンクレルモン=フェラン都市圏の一部である。

概要 Royat, 行政 ...
Royat
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行政
フランス
地域圏 (Région) オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
(département) ピュイ=ド=ドーム県
(arrondissement) クレルモン=フェラン郡
小郡 (canton) シャマリエール小郡
INSEEコード 63308
郵便番号 63130
市長任期 マルセル・アレド[1]
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Clermont Communauté
人口動態
人口 4590人
2012年
人口密度 693人/km2
住民の呼称 Royatais
地理
座標 北緯45度45分52秒 東経3度02分52秒
標高 平均:m
最低:457m
最高:904m
面積 6.62km2
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Royat
公式サイト http://www.royat.fr
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地理

クレルモン=フェランの南西に位置する。ロワイヤはクレルモン=フェラン市街を見下ろす高さにあり、シェーヌ・デ・ピュイを構成する花崗岩台地のふもとにある。町はしたがってリマニュ地方に属する。

オルシーヌからティルテーヌ川がロワイヤを流れ、クレルモン=フェランへ向かう[2]

交通

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ロワイヤへの旅行を推奨する20世紀初頭のパリ・リヨン地中海鉄道のポスター

隣接するシャマリエールの恩恵によって主要道から離れているため、ロワイヤにはいくつかの県道が交差している。主要道である県道944号線は、ロワイヤの大通りからアラール広場のロータリーに向かい、続けてヴァケズ大通り、そしてアナトール・フランス大通りへ向かい、隣のコミューンであるセイラ方向へ行く。ロワイヤの中心街は北を県道68号線に囲まれる。この道路はクレルモン=フェランとセイラの間をつなぐ。コミューンの南部では県道5号線が、セイラと境界を接するグラヴノワール地区とをつなぐ。

隣のシャマリエールにフランス国鉄の駅があり、TERオーヴェルニュの路線が停車する。

町の中には、クレルモン自治体間連合の交通局が運営するバス路線がある。

由来

ロワイヤの名は、かつてラテン語で以下のように記されてきた。Rubiacum (1147年) ; Rumbiacum (1284年) ; Rubyacum (1337年頃) ; Rubiacensis (1510年) そしてRoyac (1229年) ; Raiac (1286年)である。地名は、ガロ=ローマ時代の人名RubiusまたはRubbiusに、所有権を示す接尾辞の-acmがついたものである[3] · [4]

歴史

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ロワイヤのスパ

コミューンとしてのロワイヤは、シャマリエールが分割された1829年に始まる。

ロワイヤは、ローマ時代に浴場が設置されて以来、主に温泉地として知られている。特にナポレオン3世と皇后ウジェニーがロワイヤの温泉を利用し、町の主要な観光スポットの1つになっている。ロワイヤの温泉は心臓疾患の治療に用いられる。美容上の目的のため二酸化炭素を皮下注射するカルボキシテラピー(fr)の技術は、1930年代にロワイヤで開発された。

人口統計

さらに見る 1962年, 1968年 ...
1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2012年
4186 4416 4467 4072 3950 4658 4709 4590
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source=1999年までLdh/EHESS/Cassini[5]、2004年以降INSEE[6][7]

名所

  • シヤン洞窟 - シヤンとはイヌを意味する。低温の火山性ガスである、二酸化炭素を排出するモフェッタ(en)がある洞窟。人々にガスの発生を実証するため、かつてイヌを連れて洞窟に下りた。イヌが窒息してしまうので、人々は交互に入らねばならなかった。二酸化炭素は空気より重く、低いところにたまるのである。その後人々は屋外へ出て正常に呼吸ができた。現在でも、ロウソクの火はすぐ消えてしまうし、石鹸の泡が浮き上がってしまう。子供は大人よりも背が低くすぐにガスを吸ってしまうので、子供を歩かせて洞窟に入ることはできない。
  • サン・レジェ教会 - ロマネスク様式。11世紀に要塞化された。かつてはモザック修道院の重要な小修道院の1つだった。
  • サクレ・クール教会 - 新古典主義建築。
  • タイユリー - 1899年、ジョゼフ・ダマルティが設立。工房にアメジスト、石英などをカットして売買していた。2004年にタイユリーは閉鎖され、2013年に売りに出された。
  • ラ・マルキーズ・ド・セヴィニェ - 1898年創業のチョコレート専門店。20世紀初頭より、フランス国内から外国で販売されている。
  • ロワイヤトニック・センター - ロワイヤ当局は温泉による活動を多様化し、オーヴェルニュ有数の温泉施設をつくった。2007年11月よりロワイヤトニック・センターが開業した[8]
  • 温泉 - ルージュ洞窟から湧き出す水は温泉水である。温度は28℃から30℃。ロワイヤトニック・センターは2箇所のリラクゼーション・スペースを観光客に提供している。屋内外の浴場、ジャグジー、バブルバス、カルダリウムテピダリウムフリギダリウム、香水風呂、マッサージジェット、2つのサウナとハマムがある。別の施設では顔とボディのマッサージが受けられる。

脚注

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