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ロワイヤ
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ロワイヤ (Royat)は、フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、ピュイ=ド=ドーム県のコミューン。クレルモン=フェラン都市圏の一部である。
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地理
クレルモン=フェランの南西に位置する。ロワイヤはクレルモン=フェラン市街を見下ろす高さにあり、シェーヌ・デ・ピュイを構成する花崗岩台地のふもとにある。町はしたがってリマニュ地方に属する。
オルシーヌからティルテーヌ川がロワイヤを流れ、クレルモン=フェランへ向かう[2]。
交通

隣接するシャマリエールの恩恵によって主要道から離れているため、ロワイヤにはいくつかの県道が交差している。主要道である県道944号線は、ロワイヤの大通りからアラール広場のロータリーに向かい、続けてヴァケズ大通り、そしてアナトール・フランス大通りへ向かい、隣のコミューンであるセイラ方向へ行く。ロワイヤの中心街は北を県道68号線に囲まれる。この道路はクレルモン=フェランとセイラの間をつなぐ。コミューンの南部では県道5号線が、セイラと境界を接するグラヴノワール地区とをつなぐ。
隣のシャマリエールにフランス国鉄の駅があり、TERオーヴェルニュの路線が停車する。
町の中には、クレルモン自治体間連合の交通局が運営するバス路線がある。
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由来
ロワイヤの名は、かつてラテン語で以下のように記されてきた。Rubiacum (1147年) ; Rumbiacum (1284年) ; Rubyacum (1337年頃) ; Rubiacensis (1510年) そしてRoyac (1229年) ; Raiac (1286年)である。地名は、ガロ=ローマ時代の人名RubiusまたはRubbiusに、所有権を示す接尾辞の-acmがついたものである[3] · [4]。
歴史
コミューンとしてのロワイヤは、シャマリエールが分割された1829年に始まる。
ロワイヤは、ローマ時代に浴場が設置されて以来、主に温泉地として知られている。特にナポレオン3世と皇后ウジェニーがロワイヤの温泉を利用し、町の主要な観光スポットの1つになっている。ロワイヤの温泉は心臓疾患の治療に用いられる。美容上の目的のため二酸化炭素を皮下注射するカルボキシテラピー(fr)の技術は、1930年代にロワイヤで開発された。
人口統計
名所
- シヤン洞窟 - シヤンとはイヌを意味する。低温の火山性ガスである、二酸化炭素を排出するモフェッタ(en)がある洞窟。人々にガスの発生を実証するため、かつてイヌを連れて洞窟に下りた。イヌが窒息してしまうので、人々は交互に入らねばならなかった。二酸化炭素は空気より重く、低いところにたまるのである。その後人々は屋外へ出て正常に呼吸ができた。現在でも、ロウソクの火はすぐ消えてしまうし、石鹸の泡が浮き上がってしまう。子供は大人よりも背が低くすぐにガスを吸ってしまうので、子供を歩かせて洞窟に入ることはできない。
- サン・レジェ教会 - ロマネスク様式。11世紀に要塞化された。かつてはモザック修道院の重要な小修道院の1つだった。
- サクレ・クール教会 - 新古典主義建築。
- タイユリー - 1899年、ジョゼフ・ダマルティが設立。工房にアメジスト、石英などをカットして売買していた。2004年にタイユリーは閉鎖され、2013年に売りに出された。
- ラ・マルキーズ・ド・セヴィニェ - 1898年創業のチョコレート専門店。20世紀初頭より、フランス国内から外国で販売されている。
- ロワイヤトニック・センター - ロワイヤ当局は温泉による活動を多様化し、オーヴェルニュ有数の温泉施設をつくった。2007年11月よりロワイヤトニック・センターが開業した[8]。
- 温泉 - ルージュ洞窟から湧き出す水は温泉水である。温度は28℃から30℃。ロワイヤトニック・センターは2箇所のリラクゼーション・スペースを観光客に提供している。屋内外の浴場、ジャグジー、バブルバス、カルダリウム、テピダリウム、フリギダリウム、香水風呂、マッサージジェット、2つのサウナとハマムがある。別の施設では顔とボディのマッサージが受けられる。
- サン・レジェ教会
- 温泉
- 中心部
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脚注
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