「レッツ・ゲット・イット・オン」(Let's Get It On)は、マーヴィン・ゲイが1973年に発表した楽曲。全米1位を記録。ゲイの代表作の一つ。
「レッツ・ゲット・イット・オン」 | |||||||
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マーヴィン・ゲイ の シングル | |||||||
初出アルバム『Let's Get It On』 | |||||||
B面 | I Wish It Would Rain | ||||||
リリース | |||||||
規格 | 7インチ・シングル | ||||||
録音 |
ロサンゼルス、ヒッツヴィル・ウェスト 1973年3月13日(ベーシック・トラック、デモ・ボーカル) 1973年3月22日(リード・ボーカル) 1973年4月4日(バッキング・ボーカル) | ||||||
ジャンル | ソウル | ||||||
時間 | |||||||
レーベル | タムラ / モータウン | ||||||
作詞・作曲 | マーヴィン・ゲイ、エド・タウンゼンド | ||||||
プロデュース | マーヴィン・ゲイ、エド・タウンゼンド | ||||||
ゴールドディスク | |||||||
プラチナディスク | |||||||
チャート最高順位 | |||||||
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マーヴィン・ゲイ シングル 年表 | |||||||
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ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では168位にランクされている。
概要
ソングライターとして60年代、ベン・E・キングなどに楽曲を提供していたエド・タウンゼンドはやがてアルコール依存症にむしばまれ、ニューヨーク州北部にあるリハビリ施設に入った。1973年に施設を出たタウンゼンドは南カリフォルニアに向かい、カルヴァー・シティのキャタロウガス通りにあるマーヴィン・ゲイの家を訪ねた。そこで彼はリハビリ中に作った曲をいくかつかゲイに披露した。「レッツ・ゲット・イット・オン」はその中の一つであり、元々は宗教的なテーマの曲だったと言われている[2]。意気投合した二人はゲイのソロ・アルバムの制作にとりかかることとなり、1973年3月13日からロサンゼルスのモータウンのスタジオ、ヒッツヴィル・ウェストに入った。
歌詞はゲイの友人のケネス・ストーヴァーによって政治的なものにいくらか改められたが、さらにゲイ自身が書きかえ、愛とセックスがテーマの曲に生まれ変わった[2]。
1973年3月13日、ベーシック・トラックとデモ・ボーカルが録音される。編曲とオーケストラの指揮はレネイ・ホール(René Hall)が行った。ピアノでジョー・サンプルが参加。ベースを担当したのはウィルトン・フェルダーであった。なおこの日録音されたものは、アルバム『Let's Get It On』の4曲目のリプリーズ「Keep Gettin' It On」に使用されている。
そしてリード・ボーカルのレコーディングが行われた3月22日、タウンゼンドの友人のバーバラ・ハンターが17歳になったばかりの娘、ジャニスを連れてスタジオを訪れた[3]。ジャニス・ハンターは母バーバラとジャズ・ミュージシャン、スリム・ゲイラードの間にできた子供だった。伝説ではゲイが「レッツ・ゲット・イット・オン」の歌入れをしている間彼女はスタジオにいたと言われ、二人はしばらくのちに交際し始め、1977年に結婚した。
同年6月15日、シングルとして発表。B面はテンプテーションズのカバーで、1970年のアルバム『That's the Way Love Is』に収録されていた「I Wish It Would Rain」。シングル・バージョンは8月28日発売のアルバム『Let's Get It On』収録のバージョンとはミックスが異なる。
ビルボード・Hot 100とビルボードのソウルチャートで1位を記録し、プラチナディスクに輝いた。
2001年に発売された『Let's Get It On』のデラックス・エディションにデモ・バージョンが収録された。
脚注
関連項目
外部リンク
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