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ルート・ヴァルトブルゲール(Ruth Waldburger、英語読みでルース・ウォルドバーガーとも、1951年4月25日 -)は、スイスの映画プロデューサー。映画製作会社「ヴェガ・フィルム」社と「アッヴェントゥーラ・フィルム」社の代表。
1979年、スイスでアラン・タネール監督の作品を手がけるプロデューサー、イヴ・ガセールとイヴ・ペイロのもとで、映画『メシドール』の現場の製作主任として映画界でのキャリアをはじめる。1982年、ジャン=リュック・ゴダール監督の『パッション』の現場の製作を手がける。
1988年、映画製作会社「ヴェガ・フィルム」社を設立、設立第1作はドキュメンタリー映画『Bailey House: To Live as Long as You Can』に単独出資した。同年、日本でも公開された映画『キャンディ・マウンテン』をプロデュースする。
1990年、「サラ・フィルム」社を率いるアラン・サルドプロデュースによるゴダールの監督作『ヌーヴェルヴァーグ』に「ヴェガ・フィルム」社として共同出資に参加、製作主任として撮影に参加する。ついで1993年、「JLGフィルム」社との共同でゴダールの監督作『子どもたちはロシア風に遊ぶ』を製作。本作は撮影監督カロリーヌ・シャンプティエが製作主任も助監督もつとめた少数精鋭スタッフによる作品。出演も俳優のラズロ・サボ、映画批評家のベルナール・エイゼンシッツ、映画監督アンドレ・S・ラバルトとゴダールの古くからのつきあいの人物だけによる60分の映画であった。これを機に、1990年代以降のゴダール作品、『フォー・エヴァー・モーツァルト』(1996年)、『愛の世紀』(2001年)、『アワー・ミュージック』(2004年)と出資を重ね、そのさいにはつねにアラン・サルドとともにプロデューサーもつとめている。
1996年、映画製作会社「アッヴェントゥーラ・フィルム」社を設立。
テレヴィジョン・スイス=ロマンド(TSR)からの出資を仰ぎつつ、新人監督への出資とプロデュースを得意とする。特定の監督とはほとんど1作きりしかつきあわないなかで、ゴダールへの出資とプロデュースがめだつ。
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