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ロバート・パーマーのアルバム ウィキペディアから
『リズム&ブルース』(Rhythm & Blues)は、イギリスの歌手ロバート・パーマーの、ソロ名義では13作目に当たるスタジオ・アルバム。1998年に日本のソニー・ミュージックエンタテインメントから先行発売された後、1999年にはヨーロッパやアメリカでも、ジャケットや曲目の異なるヴァージョンがリリースされた。
「ワーク・トゥ・メイク・イット・ワーク98」は、アルバム『プレッシャー・ドロップ』(1975年)で発表した曲のセルフ・カヴァーである[4]。「レッツ・ゲット・イット・オン98」はマーヴィン・ゲイのカヴァーで、パーマーは本作に先行して、パワー・ステーション名義のアルバム『リヴィング・イン・フィア』(1996年)でも、この曲を異なるアレンジでカヴァーした[4]。日本盤のみ収録の「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(ビートルズのカヴァー)は、スバル・レガシィのテレビCMで使用された[1]。
ヨーロッパ盤やアメリカ盤に収録された「Twenty Million Things」は、ローウェル・ジョージがアルバム『特別料理』(1979年)で発表した曲のカヴァー。
母国イギリスでは全英アルバムチャート入りを逃すが、本作からのシングル「トゥルー・ラヴ」は1999年4月10日付の全英シングルチャートで87位を記録した[5]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「パーマーは相変わらずボーカルの名人芸を備えており、アルバム全編で素晴らしい響きを披露しているが、音作りはクリーンかつ入念すぎて、殆どの曲が印象に残らない」と評している[6]。一方、デイヴ・ケンドリックは『ハートフォード・クーラント』紙において「新しいファン層を開拓できるとは思えないが、『リズム&ブルース』はスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、テンプテーションズ、アイズレー・ブラザーズといった1970年代の偉大なR&Bバンドのボーカル・ハーモニーを好む向きには良い作品で、パーマーは彼のブリティッシュ・ポップ的な感覚をたっぷり持ち込み、そうした要素を再構築した」と評している[7]。
特記なき楽曲はロバート・パーマー作。
ヨーロッパ盤は10.まで日本盤と同じ曲目・曲順で、11.に「Tennis」、12.に「Twenty Million Things」を収録[8]。
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