リサ・オールプレス
ニュージーランドの騎手 ウィキペディアから
リサ・ジョイ・オールプレス (Lisa Joy Allpress ONZM、旧姓マンビー (Mumby)、1975年5月20日生まれ)とはニュージーランドの女性騎手である。
オールプレスはニュージーランドで女性騎手として初めて1000勝を挙げた他、サウジアラビアで初めて勝利を挙げた女性騎手である。
概要
1975年5月20日に北島のストラトフォードにて生まれる[2][3]。馬が身近な幼少期を過ごし、高校卒業後にワーキングホリデーを利用し日本の牧場で過ごし、その際に1994年のジャパンカップを観戦し騎手を志すようになる[4]。
ウェイバリーにあるケビン・グレイ調教師の見習い騎手となる[4][5]。1996年に騎手デビューし[3]、同年3月初勝利[4]。
2010年12月4日にキャプテンクックステークスをWe Can Say It Nowで制し、GI初勝利[6]。
2011/12年のシーズンに159勝を記録し、リーディングタイトルを初めて獲得し、その後通算4回(2015/16年、2018/19年、2019/20年)獲得[3][5]。
2013年にニュージーランドの女性騎手として初めて1000勝を達成[7]。2024年8月時点で1948勝を挙げている[8]。
2020年2月28日にサウジアラビアで開催されたインターナショナルジョッキーズチャレンジにて同国史上始めて女性騎手として勝利を挙げた[3][5][9]。
2021年にニュージーランド・メリット勲章を授与される[7][10]。
騎手としては短期騎手免許制度を利用し2002年に初来日(当時は結婚前だったためリサ・マンビーとして騎乗)[11]、同年4月28日の新潟1R3歳未勝利戦をシンボリスキャン騎乗で勝利し、JRA初勝利を挙げる[12]。その後2015年と2016年にも同様に短期免許で来日した他、2019年にはワールドオールスタージョッキーズに招待された[3]。その後2024年のワールドオールスタージョッキーズに再び招待されたが[13]、同年8月7日リカルトンパーク競馬場でのレースで落馬負傷したため、8月9日にJRAより出場を辞退することが発表された[8][14][15]。辞退したことにより代わりにカリス・ティータンが招待されることとなった[14][15]。
私生活
2002年に調教師のカール・オールプレスと結婚。2人の間に男の子2人が生まれ、現在はワンガヌイにある牧場で一家4人で暮らしている[5][16]。オールプレス家には佐々木大輔がホームステイしたことがある[17]。
主な勝ち鞍
- キャプテンクックステークス - We Can Say It Now(2010年)
- タージノトロフィー - Ocean Park(2012年)[11]、Dark Destroyer(2022年)
- ニュージーランドオークス - Sentimental Miss(2019年)
- ハービーダイクステークス - Valley Girl(2016年)
- マナワツサイヤーズプロデュースステークス - Luna Rossa(2016年)
- レヴィンクラシック - Dukedom(2016年)、Bonham(2021年)
脚注
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