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フランスの県 ウィキペディアから
ランド県(ランドけん、Landes、ガスコーニュ語: Lanas)は、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の県である。
ランド県 Landes | |
---|---|
ランド県章 | |
位置 | |
概要 | |
県番号 | 40 |
地域圏 | ヌーヴェル=アキテーヌ |
県庁所在地 | モン=ド=マルサン |
郡庁所在地 | ダクス |
郡 | 2 |
小郡 | 30 |
コミューン | 331 |
県議会議長 |
グザヴィエ・フォルティノン |
統計 | |
人口 国内65位 |
(2011年) 387,929人 |
人口密度 | 42人/km2 |
面積¹ | 9,243 km2 |
¹ 「French Land Register data」(1平方キロ以上の湖沼、エスチュアリー、氷河などの水面積除く。 |
フランス革命期の1790年に県として制定され、ギュイエンヌ地方やガスコーニュ地方と呼ばれた地域に属する。さらにその後、アンシャン・レジーム時代の多様な領域がランド県に併合された。ベアルンにむしろ向かっているシャロッスの農業地帯、ジロンド県と近接する森林などの行政区域である。
近代(1789年-1850年)、ランド県の一部は水はけの悪い荒野で覆われていた(面積の60%から70%)。Landesとは荒れ地を意味する言葉だが、逆説的に地名ともなった。ランド地方の南部は豊かで開墾され、樹木の生長に適した土壌のある、低い丘陵から構成されていた。荒れ地は、ヒツジ(1850年当時、100万頭の動物のうち90万頭を占めていた)に餌を与えるための野焼きで維持されていた。ヒツジを監督していたのが、竹馬に乗って移動するヒツジ飼いたちであった。ヒツジ飼いたちは竹馬を操り、遠距離にいるヒツジを追うため一日に15kmから20kmを容易く移動した。1857年6月19日法(fr)により、古い時代の遅れた農耕・遊牧様式はぬぐい去られた。公有地の大半が自由に使える用になったのである。19世紀半ばに公有地が売りに出されるに伴い、マツの植林が組織的に導入された(樹脂抽出と木材利用のため)。ランド地方の風景は変わり、ランドの森がこうして生まれた。急速に富がもたらされ県2/3の経済は完全に変化した。
2006年6月、ランド県議会は県名を、県立公園と同じ"ランド・ド・ガスコーニュ"(Landes de Gascogne)にすべきと表明した。
周囲をジロンド県、ロット県、ジェール県、ピレネー=アトランティック県に囲まれ、西には大西洋が位置している。フランスではジロンド県に次いで二番目に大きな県である。海岸線106kmあまりには、標高の高い砂丘地帯が連なる(コート・アルジャンと呼ばれる海岸地帯)。県面積の約67%がランドの森である。2009年にはクラウス嵐(fr)が森の北部を襲った。
県南部はアドゥール川が流れ、より丘がちで草地の多いシャロッス地方となる。この農業地帯ではウシやアヒルが育てられ、東のテュルサンのブドウ栽培と同様に、穀物が生産されている。農村地帯ではガスコーニュ語が話されている。
主な産業は林業、農業、畜産業。温泉地やリゾート地が点在し、観光業も盛んである。オスゴールはサーフィンの人気スポットである。
1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2006年 | 2007年 |
---|---|---|---|---|---|---|
277 381 | 288 323 | 297 424 | 311 461 | 327 334 | 362 825 | 367 488 |
出典:SPLAF[2]、2006年および2007年はINSEE[3][4]
コミューン | 人口 2007 | 変遷 2007/1999 | コミューン | 人口 2007 | 変遷 2007/1999 |
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モン=ド=マルサン | 30,212[B 1] | 2,3 % | カップブルトン | 7,652[B 2] | 15,2 % |
ダクス | 20,860[B 3] | 6,7 % | スーストン | 6,940[B 4] | 20,7 % |
ビスカロッス | 12,209[B 5] | 31,4 % | サン=ヴァンサン=ド=ティロス | 6,936[B 6] | 29,3 % |
サン・ポール・レ・ダクス | 12,024[B 7] | 17,6 % | ミミザン | 6,806[B 8] | == -0,8 % |
タルノス | 11,154[B 9] | 10,7 % | エール=シュル=ラドゥール | 6,070[B 10] | == 1,1 % |
Source : Insee[5] |
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