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ラッパスイセン

ヒガンバナ科スイセン属の1種 ウィキペディアから

ラッパスイセン
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ラッパスイセンまたはラッパズイセン(喇叭水仙, 学名:Narcissus pseudonarcissus)は、ヒガンバナ科スイセン属の多年草。

概要 ラッパスイセン, 分類(APG III) ...
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Narcissus pseudonarcissus

花被片は黄色で、内側の副花冠はやや色が濃い。茎の根本から立ち上がっている葉は長細く、灰色がかった緑色を呈す。種子から育ち、発芽してから開花するまでには5年から7年を要する一方で球根からも育てることが可能である。有性生殖においては親花両方の形質が遺伝するため、園芸用の雑種が野生種の近くに植えられた場合、野生種が淘汰されてしまうおそれがあることが指摘されている[1]

分布は、東西範囲にスペインポルトガルからドイツ、北はイギリスまでである。

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文化

英国を代表するロマン派詩人、ウィリアム・ワーズワースの詩『水仙(The Daffodils)』がよく知られており[2][3]、イギリスでは、春を象徴する花として親しまれている[4]

ウェールズ語ではCennin Pedrと言い、リーキとともにウェールズ国花の1つとなっている。

英国首相になったウェールズ生まれの政治家デイヴィッド・ロイド・ジョージは、ラッパスイセン(daffodil)の強力な支持者だった。1911年カーナーヴォンに行われた後のエドワード8世国王のプリンス・オブ・ウェールズの叙任式で、デイヴィッド・ロイド・ジョージがラッパスイセンを飾ったとされ、ウェールズに普及した[5]

毎年3月1日、ウェールズの守護聖人である「聖デイビッドの日」には、ウェールズ人はラッパスイセンとリーキの飾りを身につけてお祝いをしている[4]

脚注

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外部リンク

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