メディアドライブ
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メディアドライブ株式会社(Media Drive Corp.)は、かつて存在した日本のOCRソフトの老舗。日本語漢字をはじめ、英語、中国語、ハングルなど文字認識ソフトを開発・製作していた会社。親会社エヌジェーケーの100%子会社である株式会社メディアドライブ研究所として1990年6月に創業、1991年11月に設立した[1][2]。
1991年12月には、日本語の印刷文字を認識できるMac用のOCRソフト「Mac Reader Japan」を商品化し、その後Windows版やSUN SPARK Station版の開発も行い、1996年頃までに5種類の活字OCRソフト (「MacReader pro」「WinReader pro」「e.Typist for Mac」「e.Typist for Win」「Sparc Reader pro」) と2種類の名刺認識ソフト (「MacReader for CARD」「WinReader for CARD」) を商品化した[3]。また、2000年に世界初の音声検索機能搭載動画ファイリングソフト「CrossMediator for Video」を発売する[4]など、 コンシューマ向けのパッケージソフトウェアの開発・販売が中心であったが、近年では法人向けのOCRソリューションやOCRライブラリ販売の他、スマートフォン向けアプリケーションの開発・販売も行っていた。また、OCRとは別に動画・音声・画像検索ソフトの開発販売も行っていた。
2002年には主力製品である「やさしくファイリング」が「日経PC21エディターズ・チョイス賞」を受賞[5]。
2008年には個人情報保護「プライバシーマーク」認証を取得[要出典]。
2017年4月にエヌジェーケーテクノ・システム株式会社と共に親会社である株式会社エヌジェーケーに吸収合併され解散となった[6]。
主要なPC用製品
- CrossMediator - 動画・音声・画像検索ソフトウェア
- DocDesk - 文書管理ソフトウェア
- e.Document Sorter - 文書分類ソフトウェア
- e.Typistシリーズ
- e.Typist - 58カ国語対応活字OCRソフトウェア
- e.Typist NEO - 2カ国語(日/英)語対応活字OCRソフトウェア
- FormOCR - 手書き/活字帳票OCRソフトウェア(マークシート・バーコード認識対応)
- WinReaderシリーズ
- やさしく名刺ファイリング PRO - 名刺管理ソフトウェア
- やさしくデジタルファイリング - ファイリングソフトウェア
- やさしくPDFへ文字入力 PRO - PDF編集・構成/印刷支援ソフトウェア
- やさしく家計簿 - レシート認識機能搭載 家計簿ソフトウェア
- 名刺ファイリング・サーバー - 名刺管理システム
- イメージマネージャ - 画像補正/ファイル配信ソフトウェア
iPhone用製品
Android用製品
- やさしく名刺ファイリング Mobile for Android - OCR機能付き名刺管理ソフトウェア(無料版有)
- やさしく名刺ファイリング ビューワー for Android - PC用名刺管理ソフトのビューワーアプリ(無料版有)
- もじかめ for Android - 2カ国語(日/英)対応活字OCRソフトウェア(無料版有)
- レシートストック for Android - 家計簿アプリケーション
- e.Typist WorldOCR for Android - 活字OCRソフトウェア
- Business Card Clip for Android - Evernoteと連携した名刺管理ソフト
- ScanClip for Android
拠点
主なグループ企業
- 株式会社エヌジェーケー - 親会社(2008年に株式交換によりメディアドライブ株式会社を完全子会社化、2017年に吸収合併)
- エヌジェーケーテクノ・システム株式会社
外部リンク
脚注
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