マーナサローワル湖
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マーナサローワル湖(マーナサローワルこ、チベット文字:མ་ཕམ་གཡུ་མཚོ།; ワイリー方式:ma pham g.yu mtsho; サンスクリット: मानसरोवर ; 中国語: 瑪旁雍錯 Mapan Yongcuo、英: Manasarovar Lake)は、中華人民共和国チベット自治区ガリ地区プラン県にある湖である。マーナサローヴァル湖、マナサロワル湖とも呼ばれる。
マーナサローワル湖 | |
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位置 | 中華人民共和国チベット自治区プラン県 |
座標 | 北緯30.65度 東経81.45度 |
面積 | 410 km2 (160 sq mi) |
カイラス山の近くに所在し、ナムツォ(納木錯)、ヤムドク湖(羊卓雍錯)と共にチベット三大聖湖と呼ばれる。仏教においては、理想郷である「阿耨達池(無熱悩池)」、あるいは浄土のモデルとされる[5]。
マーナサローワル湖は、北をカラコルム山脈、南をヒマラヤ山脈に囲まれたヤルンツァンポ川(ブラフマプトラ川)の最上流にあり、また西隣りのラークシャスタール湖(Rakshastal Lake)と共に、インダス川の主要支流であるサトレジ川の源流ともなっている[6]。一般に「マーナサローワル湖」と世界的に呼ばれているのは、サンスクリット語の「マーナサ(心の)・サローワラ(湖)」(मानस सरोवर)が起源で、『マハーバーラタ』にもマーナサ湖として見える。
ツォナ湖などと共に、世界で最も高所にある淡水湖と言われている[7]。また、湖水の透明度も高いことで知られる[8]。
湖にはHerzensteinia microcephalus、Triplophysa stewartiなどの固有種の魚類が生息しており、周辺はオグロヅル、チルー、ユキヒョウなどの生息地である。付近のStipa glareosaの亜高山帯の砂漠草原とStipa purpurea、Carex moorcroftii、スズメノカタビラ、Caragana versicolorなどの高山植物の草原があり、2004年に西隣のラークシャスタール湖と共にラムサール条約登録地となった[9]。
ラサ市からG318国道を西へラツェ(拉孜県)まで、そこからG219国道を西へカシミール方向へ行き、途中のカイラス山の手前に所在する。総距離は約2,000キロメートル[10]。
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