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マンションの一室の窓から見つめる女性(マンションのいっしつのまどからみつめるじょせい)は、都市伝説の一つである。
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ある夜、ある男性がマンションの一室から美しく輝く星空を見上げていた。男性がふと向かいのマンションに目をやると、その部屋の住人らしき女性も同じく星空を見上げていた。その後も男性が夜空を見上げる日には必ず女性も夜空を見上げており、男性は次第に彼女に好意を持つようになる。
ある日、男性は彼女に会おうと決意し(空が曇っていて星が見えていないのに、空を見上げていることを不審に思い、というパターンも存在する)、向かいのマンションの彼女の部屋を訪ねる。扉を開けると、そこには窓際で首を吊って死んでいる彼女の姿があった。首を吊って死んでいる姿が、夜空を見上げているように見えていたのである[2]。
バリエーションとして、道を歩いていた男性がふと誰かの視線を感じ、辺りを見回すとマンションの一室から女性が自分を見下ろしているというもの(結末は同じ)や、確かに彼女は自殺していたが、男性が彼女の存在に気付く以前に葬儀を終えていた、つまり男性が見ていた女性は幽霊であったという結末のものなどが存在する。
茨城県つくば市(筑波研究学園都市)発祥として語られることもある[1]。歴史の浅い新興の学園都市ゆえに都市伝説が生み出されやすいという。この場合、マンションではなく筑波大学の学生宿舎とされることが多い[1]。
基本的に首吊り自殺を行った場合、ロープのかかった首を支点とし頭部はその重みで下を向くため、死体の視線が上を向くことはない。
これを踏まえてか、『USO!?ジャパン』で紹介されたストーリーでは、道行く主人公を見つめているような描写に変更されている。
また、上記のような「実は幽霊であった」というパターンはこれらの問題を意識した改変とも考えられる。
『USO!?ジャパン』や『渋谷怪談』などでも、この話が映像化している。『USO!?ジャパン』での結末は、女性の幽霊を見た男性が悲鳴を残して二度と戻って来られないといった設定になっている。この他、『トリハダ3』では、これを基にしたサイドストーリーが展開された。
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