マクサー・テクノロジーズ

アメリカ合衆国のコロラド州ウェストミンスターに本社を置く宇宙技術企業。通信、地球観測等のサービス提供や、レーダー、軌道上サービス衛星等の製造を専門とする ウィキペディアから

マクサー・テクノロジーズ英語: Maxar Technologies Inc.)は、アメリカ合衆国宇宙技術会社である。本社はコロラド州ウェストミンスターにある。専門分野は、通信衛星地球観測衛星・レーダー衛星通信・地球観測・レーダー・軌道上サービス衛星・衛星製品の製造及び関連事業である。トロント証券取引所ニューヨーク証券取引所ティッカーシンボル「MAXR」として上場している。

概要 種類, 市場情報 ...
マクサー・テクノロジーズ
Maxar Technologies Inc.
種類
公開会社
市場情報 TSX: MAXR
NYSE: MAXR
ラッセル2000構成企業
業種 情報技術サービス、工業事業、通信衛星
設立 2017年10月5日 
本社 アメリカ合衆国 ウェストミンスター[1]
主要人物
  • ダニエル・ジャブロンスキー(Daniel Jablonsky、社長兼CEO[2]
  • ウォルター・スコット(Walter ScottCEO
  • ビッグス・ポーター(Biggs PorterCFO)
  • リズ・アンドラ(Liz AndoraCHRO英語版
売上高 $392万ドル(2021年第3期)[3]
利益
-$84百万ドル(2021年第3期)[3]
従業員数
4,400人(2020年)
子会社 SS/Lデジタルグローブ、ラディアント・ソリューションズ、ブリコン
ウェブサイト maxar.com
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沿革

フィラデルフィアに本拠を置く航空宇宙産業を手掛けた電機メーカーであるフィルコ英語版社の一部門として1957年に開設された西部開発研究所(Western Development Laboratories)が同社の起源となる[4]

1961年フォードがフィルコを買収したことでフィルコ=フォードが設立され、ここでジェミニ計画アポロ計画で使用された施設の開発と製造を行っている[4]1982年にはフォード・エアロスペースに社名が変わり、1992年デジタルグローブの前身となるワールドビュー・イメージング社が設立された[4]

2017年カナダの宇宙技術会社であったMDAリモートセンシング企業であるデジタルグローブを買収した際、マクサー・テクノロジーズに改名が行われた[4]

2019年5月、同社はNASAによって開発が予定されている月軌道プラットフォームゲートウェイの電力および推進部品の供給元として選ばれた[5]

2019年12月30日、MDAの事業をノーザン・プライベート・キャピタル (Northern Private Capital, NPC) が主導するフィナンシャルスポンサーの共同事業体に10億カナダドル(7億6500万米ドル)で売却するという最終合意に達したと発表した。売却される事業には、地上局、レーダー衛星製品、ロボット工学、国防、衛星部品を含むMDAのカナダ事業のすべてが含まれ、約1,900人の従業員が従事していた[6]。2020年4月8日、NPCへの売却処理が終了した[7]。その後、カナダの株式非公開企業として設立され[8]トロント証券取引所に上場した。

子会社

子会社にカリフォルニア州パロアルトに本社を置くスペースシステムズ/ロラールコロラド州ウェストミンスターに本社を置くデジタルグローブ、バージニア州ハーンドン英語版に本社を置くラディアント・ソリューションズがあり、マクサー・テクノロジーズはその持株会社になっている。

脚注

関連項目

外部リンク

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