Loading AI tools
ウィキペディアから
『耽美夢想マイネリーベ』(たんびむそうマイネリーベ)は、2001年4月26日にコナミから発売されたゲームボーイアドバンス用恋愛シミュレーションゲーム(美少年誘惑シミュレーションゲーム)。キャラクターデザインは『天使禁猟区』など人気作品で知られる漫画家・由貴香織里。
耽美夢想マイネリーベ | |
---|---|
ゲーム | |
ゲームジャンル | 美少年誘惑シミュレーションゲーム |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
開発元 | モバイル21[1] |
発売元 | コナミ |
ディレクター | 佐々木美恵[1] |
キャラクターデザイン | 由貴香織里[1] |
プレイ人数 | 1 - 2人 |
発売日 | 初回版:2001年4月26日 コナミ ザ・ベスト:2006年3月24日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
キャラクター名設定 | 可(主人公のみ) |
エンディング数 | 7 |
キャラクターボイス | なし |
ゲーム:マイネリーベ〜優美なる記憶〜 | |
ゲームジャンル | 美少年誘惑シミュレーションゲーム |
対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
キャラクターデザイン | 由貴香織里 |
メディア | DVD-ROM:1枚 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 初回版:2004年9月22日 ベスト版:2005年7月28日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
キャラクター名設定 | 可(主人公のみ) |
エンディング数 | 7 |
キャラクターボイス | 主人公以外フルボイス |
その他 | スペシャルイラスト リバーシブルジャケット仕樣 |
ゲーム:マイネリーベII〜誇りと正義と愛〜 | |
ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
キャラクターデザイン | 由貴香織里 |
メディア | DVD-ROM:1枚 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2006年2月9日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
キャラクター名設定 | 可(主人公のみ) |
エンディング数 | 10 |
キャラクターボイス | 主人公以外フルボイス |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | コンピュータゲーム |
ポータル | コンピュータゲーム |
舞台は1930年代、戦争を控えて国情不安定なクーヘン王国(欧州西部の架空の国)にある全寮制のローゼンシュトルツ学園。耽美な世界観に、家柄が良く、優れた才能を持つ生徒が集まる学園の中でも、特に優秀な男子生徒は「シュトラール」に選出され、将来の国家を支えるための教育を受けている。プレイヤーキャラクター(長い金髮の少女で、名前設定可)は、2年間の学園生活で様々な出会いを経験し、6人の恋愛対象(「シュトラール」5人+1人)を誘惑し、卒業パーティーで意中の男性からダンスを申し込まれることを目的とする。
本作は「爆弾」[注釈 1]などときめきメモリアルシリーズと同様のシステムを採用している[1]。
続編の『マイネリーベII〜誇りと正義と愛〜』は、卒業式の日に起こった革命から物語が始まる。特定のキャラクターとのエンディングを迎える以外に、物語の真相を知るためには革命軍・中立・レジスタンスと色々な立場に視点を変える必要があり、その先で最良のエンディングを迎える。原作と異なるプレイヤーキャラクターと3人の新キャラクターが登場し、アニメ版の画風を継承した作品である。また、登場するメインキャラクターが新しいコスチュームで登場[3]。
2004年9月22日に、キャラクターボイスの追加など全体的に演出を強化したPS2用『マイネリーベ〜優美なる記憶〜』が移植され、このPS2版発売に先行して少女漫画雑誌『別冊花とゆめ』で伊沢玲の漫画『マイネリーベ〜永遠なる夢想曲〜』が連載された(2004年11月号に開始、2006年5月号で完結)。同年11月にはTVアニメ『吟遊黙示録マイネリーベ』が放送開始、ドラマCDも発売された。
2006年2月9日に、ゲーム続編『マイネリーベII(ツヴァイ)〜誇りと正義と愛〜』がPS2版で発売。前作と同じ恋愛対象6人の他に新キャラクター3人が追加されたが、主人公は前作と異なっている。
2006年1月から、TVアニメ続編『吟遊黙示録マイネリーベwieder(ヴィーダ)』が放送された。
2005年8月24日に、ごとうしのぶによるノベル版『吟遊黙示録マイネリーベ 運命の出会い』(イラスト:伊沢玲)も発行された。全1巻。
PS2版『マイネリーベ優美なる記憶』発売の際に、一部キャスト変更があった。TVアニメ版もそちらに準ずる。括弧内の声優名は2001年に発売されたドラマCD『耽美夢想マイネリーベ』のキャスト。
当初の仮タイトルは「優美精神論(ゆうびイデオロギー)マイネリーベ」であり、ディレクターの佐々木恵美も気に入っていたが、周囲から「精神論は社会的に良くない」という指摘が寄せられた[1]。題名に「耽美」を入れてはどうかと言う提言が挙がり、目立ったもの勝ちということで佐々木も認めた。また「美少年誘惑」というジャンルはノリで申請したものの内心却下されると思っていたところ、上層部に面白がられたと佐々木は恵美奈マコのインタビューで明かしている[1]。また本作には「彼氏持ち歩き」というコンセプトがあり、恋人同士になった後もゲームが続き、結婚まで描かれるようにした。
耽美ものである以上、デッサン力があり、かつ独自の世界観を持っているデザイナーが必要という理由から、少女漫画家の由貴香織里が起用された[1]。
本作はときめきメモリアルシリーズと同様のシステムを採用している一方、作品にあわせてバランスがとられた[1]。佐々木は理想の女性像として『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃんを挙げており、本作の目標でもあると恵美奈とのインタビューの中で語っている[1]。また、パラメータのうち、性別ごとの人気を示す「カリスマフレーム」は「泣き落としで他者を支配しても、だれもかれも好きでは大物を落とせない」というメッセージが込められている[1]。他方、自分を一番美しく見せるための努力の表現については、当初カロリー計算も考えられたが、佐々木はストレスや心労が体型に影響することに気づき、プレイヤーに主人公のストレス管理をさせる方針に変更し、「うるわしフレーム」を採用した[1]。
「クーヘン」を含めた地名はドイツ語の菓子名または酒[注釈 2]から命名されている[6]。
一方、携帯ゲーム機ならではの苦労もあり、キャラクターボイスなど容量の都合で実装できなかった要素もあった[1]。また、ROMカートリッジであるがために生産に時間がかかり、需要に見合った初回出荷数を用意できなかった佐々木は恵美奈とのインタビューの中で謝罪している[1]。
佐々木は「当初『うるわしフレーム』を採用したときはユーザからの反感を買うと思っていたが、予想以上に評判がよく、同調する者が多かった」と恵美奈とのインタビューの中で振り返っている[1]。
本作に登場する女性キャラクターたち(ミンナ、マリーン、オーガスタ)は悪役令嬢としてみなされることがある[7][2]。一方、ライターの向江駿佑は2024年に4Gamer.netに寄せた悪役令嬢の歴史についての記事の中で、ミンナとマリーンは一見すると典型的な悪役令嬢[注釈 3]だとしつつも、実際は3人ともゲーム開始時から主人公の連絡先を知る仲であることに加え、友人関係を保つことができるため、ストーリー上の描写というよりは『ときメモ』譲りの「爆弾」システムに恐ろしさがあるとしている[2]。また、向江は『マイネリーベII』において、友好関係から没落まで目撃できる作品は珍しいとしている[2]。
(この項で特筆ない場合の出典は『耽美夢想マイネリーベ 公式ファンブック 〜うるわしコレクション〜』より)
ゲームボーイアドバンス用ゲームソフト『耽美夢想マイネリーベ』がドラマアルバム化されたものであり、2001年7月25日に『耽美夢想マイネリーベ 虹の橋〜ビブロスト〜』のタイトルでランティスより発売されている。国中のエリートが集まる高等学園を舞台にして、カミユが誘拐される物語を描く。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.