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ポンス・ヴィネッケ彗星(ポン・ウィンネッケ彗星[3]、英語: 7P/Pons-Winnecke) は周期6.32年の周期彗星である[1]。1819年6月12日にジャン=ルイ・ポンがマルセイユ天文台で、1858年3月9日にフリードリヒ・ヴィネッケがボン天文台でそれぞれ発見した[4]。
ポンス・ヴィネッケ彗星 7P Pons-Winnecke | |
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1921年に描かれたポンス・ヴィネッケ彗星 | |
仮符号・別名 | P/1819 L1, 1819 III P/1858 E1, 1858 II P/1869 G1, 1869 I 1869a, 1875 I 1875b, 1886 VI 1886d, 1898 II 1898a, 1909 II 1909d, 1915 III 1915b, 1921 III 1921b, 1927 VII 1927c, 1933 II 1933b, 1939 V 1939c, 1945 IV 1945a, 1951 VI 1951c, 1964 I 1964b, 1970 VIII 1970b, 1976 XIV 1976f, 1983 IV 1989b, 1989 VIII 1989g[1] |
分類 | 周期彗星 |
発見 | |
発見日 | 1819年6月12日(第一発見) 1858年3月9日(第二発見) |
発見者 | ジャン=ルイ・ポン(第一発見) フリードリヒ・ヴィネッケ(第二発見) |
軌道要素と性質 元期:2014年10月26日 (TDB 2456956.5) | |
軌道長半径 (a) | 3.419 au[1] |
近日点距離 (q) | 1.239 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 5.598 au[1] |
離心率 (e) | 0.6375[1] |
公転周期 (P) | 6.32 年[1] |
軌道傾斜角 (i) | °[1] | 22.335
近日点引数 (ω) | 172.506 °[1] |
昇交点黄経 (Ω) | °[1] | 93.416
平均近点角 (M) | 344.949 °[1] |
前回近日点通過 | 2021年5月27日[2] |
次回近日点通過 | 2027年8月25日[2] |
最小交差距離 | 0.224 au(地球)[1] 0.273 au(木星)[1] |
ティスラン・パラメータ (T jup) | 2.677[1] |
物理的性質 | |
直径 | 5.2 km[1] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
1921年に回帰するときには衝突する可能性があると計算されたがヤーキス天文台の天文学者エドワード・エマーソン・バーナードが4月10日に衝突しないことを示した[5]。1927年6月後半には約0.04 auまで地球に接近した[4]。木星による摂動で軌道が変化したため、1916年、1921年、1927年にはポンス・ヴィネッケ彗星を母天体とする6月うしかい座流星群が活発であった。摂動により再び軌道が変化したため、現在はあまり見られない[4]。
ポンス・ヴィネッケ彗星は周期6.32年で、軌道長半径は3.42 auである[1]。2014年10月26日時点では近日点(太陽に最接近する地点)は1.24 au、遠日点は5.6 auである[1]が今後は周期・軌道長半径ともに変化していくと予測されている[2]。
前回の近日点通過は2021年5月27日で見かけの等級は10にまで達した[6]。前回までの近日点通過は以下の通りである[2]。
次回の近日点通過は2027年8月25日と予測されている[2]。2021年6月12日には地球に0.44 auまで接近した[2]。2025年9月24日には木星に0.65 auまで接近すると予測されており、今後は公転周期が5.5年にまで短くなると考えられている[2]。次回以降の近日点通過は以下の通りである[2]。
直径は5.2 kmと考えられている[1]。
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