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『Borderlands 2』(ボーダーランズ ツー)はGearbox Softwareが開発し、2K Gamesが発売しているゲームである。FPSにRPGの要素を取り入れて大ヒットした『Borderlands』の続編である。
ジャンル | アクションロールプレイング・ファーストパーソン・シューティングゲーム |
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対応機種 |
Microsoft Windows macOS Linux Xbox 360 PlayStation 3 PlayStation Vita PlayStation 4 Xbox One |
開発元 | Gearbox Software |
発売元 |
2K Games ソニー・コンピュータエンタテインメント(PS Vita) |
プロデューサー | ランディ・ピッチフォード |
ディレクター | ポール・ヘルクイスト |
シナリオ | アンソニー・バーチ |
音楽 |
クリス・ヴェラスコ ソニック・メイヘム ジェスパー・キッド レイゾン・バーナー |
人数 | シングルプレイヤー・マルチプレイヤー |
メディア | 光学ディスク・ダウンロード |
発売日 |
Windows Xbox 360 PlayStation 3 2012年9月18日 [1] 2012年9月20日 2012年9月21日 [1] 2012年10月25日 OS X 2012年11月20日 PlayStation Vita 2014年5月13日[2] 2014年5月28日[3] |
対象年齢 |
ESRB:M(17歳以上)[4] CERO:Z(18才以上のみ対象) |
エンジン | Unreal Engine 3[5] |
売上本数 |
2700万本[6] Xbox 360 19,806本[7] PlayStation 3 49,559本[7] |
プレイヤーは前作同様、惑星パンドラの4人のVaultハンターのうちの1人となり、ストーリーミッションと任意のサイドミッションをクリアしていく。また、オンラインCo-op、武器やシールドなどのランダムに生成される戦利品、RPG的なキャラクター成長要素など特徴的なゲームプレイ要素やゲーム内の設定、キャラクターの多くなどが前作から引き継がれている。なお、PC版には画面分割Co-opは実装されていない。
このゲームは2012年9月18日の発売以後、批評家から大絶賛を受けた。その後、本作ではダウンロードコンテンツ(DLC)やシーズンパスがリリースされている。また2014年には、それまでのDLCを収録した「ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション」が発売された。その後もヘッドハンターパックなどのDLCが続けて公開されたため、GOTYエディションには含まれていないコンテンツも存在する。
2014年には、本作の外伝である『Borderlands: The Pre-Sequel』、『Tales from the Borderlands』が発売された。『The Pre-Sequel』は前作ストーリー後にHyperion社が台頭するに至った一連の事件や本作の敵役であるハンサム・ジャックの過去をHyperion社側の傭兵の視点で描いた物語であり、『Tales from the Borderlands』はHyperion社に勤めていた社員の視点から本作と『Borderlands 3』の間の出来事をアドベンチャーゲームの形で複数のエピソードに分けて描いた物語である。
さらに2015年には、次世代機であるPS4とXbox One向けに、外伝の「Borderlands: The Pre-Sequel」との2本立てで「ダブルデラックス・コレクション(ハンサム・コレクション)」がリリースされた。こちらにはGOTYエディションに含まれなかったDLCも収録されているが、ハンサム・コレクションのリリース後に公開されたDLCは含まれていない。
2019年9月13日には、本作の続編である『Borderlands 3』が発売された。これを記念して同年6月10日には本作のDLC第5弾が新たに公開されることとなり、7月9日まで約1か月の期間限定で無料配布が行われた。
本作はRPG的な要素を含むFPSであり、Gearboxは本作のジャンルを「ロールプレイングシューター」と呼んだ。
ゲームの初回開始時に、それぞれ特有のスキルと武器への適性を持つ4人のキャラクターの中から1人を選択する[8] 。この後、NPCかバウンティボードを通して受注できるミッションをこなしていく。固定の報酬として経験値やお金、ミッションによっては装備アイテムがもらえる。また、敵を倒すことでも経験値を取得でき、同時に後述のシステムで生成された装備アイテムがドロップすることもある。一定量の経験値を溜めることで自動的にレベルアップし、獲得したスキルポイントを各キャラクターごとにそれぞれ特化した3種類のスキルツリーに配置できる。なお、レベルには上限が設定されており、獲得できるスキルポイントの総量よりもスキル解放に必要なポイントの総量の方が多いため、同じキャラクターでもプレイヤーごとに違ったスキル構成になることが多い。獲得したスキル、および消費したスキルポイントは、各地の設備にアクセスしお金を支払うことでいつでもリセットできる。リセットに必要な金額はキャラクターのレベルによって変動し、高レベルになるほど高額になる。
前作と同様本作では、倒した敵が落としたり、宝箱の中から見つけたり、ミッションの報酬で獲得する武器やその他装備アイテムの性能がランダムに生成されるルートシステムを採用している。プロデューサーのランディ・ピッチフォード氏は、前作のランダム生成システムが1775万種類の銃を作り出せたが、本作でのバリエーションはさらに広がると断言した[9]。
エイリアンの遺産である「ザ・ヴォルト」(The Vault)と呼ばれる宝物があるとされた惑星「パンドラ」(Pandora)。パンドラに降り立った4人のVaultハンターの活躍によりThe Vaultは開かれ、そこからはイリジウム(Eridium)と呼ばれる新たな物質が大量に発見された。
それから数年後…。
武器製造会社でもあるハイペリオン社(Hyperion)の社長ハンサム・ジャック(Handsome Jack)は、ある目的のためにパンドラ全土においてイリジウムをかき集めようとしていた。Hyperionはイリジウム入手のためには手段を選ばず、邪魔をする者は次々と排除していったのである。生き残ったVaultハンターやBandit、Lancerなど、かつては敵同士だった者たちは手を組み、元Vaultハンターのローランド(Roland)をリーダーとしたクリムゾン・レイダース(Crimson Raiders)を結成し、採鉱船サンクチュアリ(Sanctuary)を拠点としてHyperionに抵抗を続けていた。
そんな時、別の新たなVaultハンターたちがパンドラに降り立った。彼らはそれぞれある目的のために、何かに導かれるようにパンドラへとやってきたのだ。
パンドラを舞台に、また新たな戦いが始まった。
デフォルトでは4つのクラスから選択するが、DLCによって新たなクラスが追加された。前作ではほとんど語られることのなかったプレイヤーキャラクターのバックストーリーは、エコーログによって知ることができるようになった。個性の強いキャラが多いボーダーランズの世界では、同性愛者やバイセクシャルも少なからず登場する。
評価 | ||||||||||||||||||||||||||
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Borderlands2は批評家から大絶賛を受けた。レビューをまとめているウェブサイトen:GamerankingsとMetacriticはPlayStation 3版に90.50%と91/100点を与え、[10][13] PC版には90.10%と89/100点を与え、Xbox 360版には89.26%と89/100点を与えた。[12][15] IGNはこのゲームにあ10点中9.0点を与え、このゲームのユーモアのセンスとRPGのシステムに感嘆すると同時に意義のあるビジュアルのカスタマイズとCO-OPプレイ時の戦利品の共有がないと失望を禁じ得なかった。このゲームはプレイにざっと30時間かかり、何度もプレイすることにも価値があるだろうと述べた。[21] IGNはまた2012年度ゲーム・オブ・ザ・イヤーの10本のファイナリストの一つとしてこのゲームをノミネートした。[23] Game Informerは10点中9.75点のスコアを与え、このゲームは今世代のコンソールで「もっとも賞賛に値するゲーム体験」の一つであると主張した。[18]
Borderlands 2は2012年9月の発売から合計500万本以上を出荷した2012年で最も売れたゲームの一つである。[24]
Borderlands 2は2012年度のSpike TV Video Game Awardsの「Best Xbox 360 Game」と「Best PS3 Game」、「Best Shooter」、「Best Multiplayer Game」、「Best DLC」(Mecromancer Pack)の5つの賞にノミネートされた。俳優のデイモン・クラークもハンサム・ジャック役で「Best Performance By a Human Male」部門にノミネートされた。最後に、Clap Trapが読者が選ぶ「Character of the Year」部門に入った。[25]
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