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本田技研工業のセダン及びクーペ及びハードトップ型乗用車 ウィキペディアから
ホンダ・クイントインテグラ(初代) AV/DA1/2型 | |
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3ドア 日本仕様(1985年販売型) | |
5ドア 日本仕様(1985年販売型) | |
概要 | |
別名 |
北米名:アキュラ・インテグラ オーストラリア名:ローバー・416i |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1985年 – 1989年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
3ドア ハッチバッククーペ 5ドア ハッチバックセダン 4ドア ノッチバックセダン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
ZC型:1.6L 直4 DOHC PGM-FI ZC型:1.6L 直4 DOHC キャブ EW型:1.5L 直4 CVCC SOHC キャブ |
変速機 | 5速MT / 4速AT |
サスペンション | |
前 | トーションバーストラット |
後 | トーションビーム |
車両寸法 | |
ホイールベース |
3ドア:2,450mm 4/5ドア:2,520mm |
全長 |
3ドア:4,280mm 5ドア:4,350mm 4ドア:4,380mm |
全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,345mm |
車両重量 |
3ドア:890 - 990kg 5ドア:920 - 1,010kg 4ドア:880 - 1,000kg |
系譜 | |
先代 |
5ドア:ホンダ・クイント 4ドア:ホンダ・バラード |
1985年(昭和60年)にクイントがフルモデルチェンジされ「クイントインテグラ」としてデビューした。当時としては珍しい全車DOHC搭載という、スポーティなイメージを売りにして発売され、3ドアハッチバッククーペ(以下3ドアクーペ)/5ドアハッチバックセダン(以下5ドアハッチバック)と4ドアノッチバックセダン(以下4ドアセダン)のラインナップ[注 1]を持つ。先代クイントが商業的に失敗したため、そのイメージを払拭するべく3ドアクーペのみを2月20日に先行発売し、5ドアハッチバックは11月1日に、そして後発の4ドアセダンは1986年10月25日に発売された。さらに、アメリカでは高級車ブランド「アキュラ」から、レジェンドに次ぐ2車種目として発売された。
デザインは日米共同で進められ、全体のスタイルの特徴として、1985年(昭和60年)6月に登場する3代目アコードを小型化したようなスタイルで、当時のホンダ車に多かったリトラクタブル・ヘッドライトを採用している。
当初は専用に開発されたZC型・直列4気筒DOHC16バルブエンジンのみを搭載し、PGM-FI仕様は基本的にシビックおよびCR-Xの「Si」と同じものであるが、クイントインテグラ専用にシングルキャブレター仕様も開発された。ヘッドカバーは当時のF1と同じブラウンに塗られている。シングルキャブレター仕様の5速MT車では、15km/L(10モード燃費)という低燃費を実現している。
4ドアセダンがラインナップに加わった際に、シビックの普及モデルと共通のEW型・直列4気筒SOHC12バルブエンジン(1.5L・シングルキャブレター仕様)が搭載され、発表以来の売りの一つであった全車DOHC搭載ではなくなった。なお、4ドアセダンは日本国内専用車であった。
1987年(昭和62年)10月のマイナーチェンジによって、ZC型(PGM-FI仕様)のエンジン出力が120PS(NET値)から130PSへとパワーアップされた。外観上の変更はフロントバンパーのデザイン変更程度であったが、内装は細部に使い勝手の向上が図られた。足回りは基本的にシビックおよびCR-Xと共通であったが、この車のキャラクターに合わせ若干マイルドな味付けが施されていた。この足回りは当時、米『カー・アンド・ドライバー』誌で高評価を得ている。
当時ホンダがイギリスのローバー社と提携していた関係で、オーストラリアではこのモデル(5ドアハッチバックのみ)のバッジエンジニアリング車がローバー・416iとして1986年(昭和61年)から1990年(平成2年)にかけて販売されていた。
1989年4月まで販売され、国内新車登録台数は14万4,814台[1]。
ホンダ・インテグラ(2代目) DA5/6/7/8/DB1/2型 | |
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3ドア 豪州仕様 | |
4ドア ZXエクストラ(1989年販売型) | |
概要 | |
別名 | 北米名:アキュラ・インテグラ |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1989年 – 1993年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
3ドア クーペ 4ドア ハードトップ |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
B18B型:1.8L 直4 DOHC B16A型:1.6L 直4 DOHC VTEC ZC型:1.6L 直4 SOHC PGM-FI ZC型:1.6L 直4 SOHC キャブ B17A型:1.7L 直4 DOHC VTEC(北米仕様) |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
サスペンション | |
前 | ダブルウイッシュボーン |
後 | ダブルウイッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース |
3ドア:2,550mm 4ドア:2,600mm |
全長 |
3ドア:4,390mm 4ドア:4,480mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 |
3ドア:1,325mm 4ドア:1,340mm |
車両重量 |
3ドア:990 - 1,170kg 4ドア:1,010 - 1,190kg |
その他 | |
販売終了前月までの新車登録台数の累計 | 26万3576台 |
1989年(平成元年)にフルモデルチェンジ。このモデルから単独名の「インテグラ」となる。広告にはバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ[注 2]で人気のあったマイケル・J・フォックス[注 3]が起用され、日本語で「カッコインテグラ」「調子インテグラ」「気持ちインテグラ」と言うCMが話題となった。4代目シビック(EF型)とサスペンション部品を共有し、初のVTEC搭載車であるのも特徴。北米では先代に引き続きアキュラブランドで販売され、人気を博した。
ボディは3ドアクーペ(4月20日発売)と、4ドアハードトップ(5月12日発売)との2種類。発売当初のグレードは3ドアがXSi(B16A型VTEC搭載グレード)、RSi(XSiの廉価版という位置付けで、パワステ、エアコン、パワーウィンドウ等が省略されている)、ZXi(SOHC版ZCのPGM-FI仕様)、RXi(ZXiからホイールキャップ等を省略したグレード)、TXi(デビューから1年で消滅)の5グレード構成で、4ドアがXSi(B16A型VTEC搭載グレード)、ZXi(SOHC版ZCのPGM-FI仕様)、RXi(ZXiからボディ同色アウタードアハンドルやホイールキャップ等を省略したグレード)、ZX(RXiから装備を省いたグレード[注 4]で、エンジンはZCのCVデュアルキャブ仕様)、RX(4ドアの最下級グレード)の5グレード構成であった。途中でZXエクストラ(ZXiとあまり変わらない装備で、エンジンはZCのCVデュアルキャブ仕様)が、マイナーチェンジの際にESi(運転席8ウェイパワーシートやキーレスエントリーシステムを装備したグレードで、エンジンは1,800ccのB18B型エンジンを搭載)が4ドアに追加された。
2代目インテグラは当時の「4ドアハードトップブーム」も手伝って若者から熟年層まで幅広い世代で大人気となり、1989年(平成元年)7月には4ドアと3ドア合わせて9,755台を販売し当時のホンダのドル箱の一つであった。
エンジンは発売当初B16A型(160PS:MT/150PS:AT)とZC型(120PS:PGM-FI/105PS:CVデュアルキャブ)の2種類であったが、後にB18B型(140PS)を搭載したグレード「ESi」を4ドアに追加。
マイナーチェンジ後、B16A型は5代目シビック(EG型)およびCR-X デルソルと同じ170PS(MT)へとパワーアップされた。北米では当初B18B型とZC型の2種類であったが、後にB16A型のストロークを変更し排気量を拡大したB17A型も追加されている。
1992年8月に、特別仕様車であるZX スペシャル・セレクトが発売され1993年5月まで販売された。
1993年4月[2]にクーペの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
1993年5月にクーペが3代目と入れ替わって販売終了。
1993年6月[3]にハードトップの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
1993年7月にハードトップが3代目と入れ替わって販売終了。
なお、このモデル(1991年式4ドアハードトップタイプ、1.6L/5速MT[注 5])は、上皇明仁のプライベートの愛車であり、公道に出ることはないが週末にテニスや散策をする際など、上皇后を乗せて皇居内を運転していた。2019年1月に運転免許を更新せず、現在は運転していない[5]。
ホンダ・インテグラ(3代目) DC1/2/DB/6/7/8/9型 | |
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3ドア 米国仕様 | |
4ドア 日本仕様(1993年型) | |
4ドア 日本仕様(1995年型) | |
概要 | |
別名 | 北米名:アキュラ・インテグラ |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1993年 – 2001年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人(タイプRの3ドアは4人) |
ボディタイプ |
3ドア クーペ 4ドア ハードトップセダン |
駆動方式 | FF/4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
B18C型:1.8L 直4 DOHC VTEC B18B型:1.8L 直4 DOHC ZC型:1.6L 直4 SOHC PGM-FI ZC型:1.6L 直4 SOHC キャブ |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
サスペンション | |
前 | ダブルウイッシュボーン |
後 | ダブルウイッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース |
3ドア:2,570mm 4ドア:2,620mm |
全長 |
3ドア:4,380mm 4ドア:4,525mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 |
3ドア:1,335mm 4ドア FF:1,370mm 4ドア 4WD:1,390mm |
車両重量 |
3ドア:1,020 - 1,160kg 4ドア:1,080 - 1,200kg |
その他 | |
販売終了前月までの新車登録台数の累計 |
18万9347台 ※SJとの合算[6] |
1993年に3代目へフルモデルチェンジ(5月21日:3ドアクーペ、7月23日:4ドアハードトップ)。5代目シビック(EG型)とプラットフォームを共有する。初期型のヘッドライトは丸目4灯(うちプロジェクター2灯)であったが、日本国内では販売が振るわず、2年後の1995年8月に行われた最初のマイナーチェンジで横長のヘッドライトに変更された。これ以降がいわゆる後期型となる。なお、輸出仕様は終始丸目4灯のまま不変であったほか、日本国内でも3ドア「SiR-II」は丸目4灯仕様のまま、1998年1月に廃止されるまで存置された。なお、丸目4灯の前期と後期ではフロントバンパーのくりぬき形状が異なる。
エンジンはB18C型(180PS)の他、B18B型(145PS、4ドア専用)、ZC型(120PS:PGM-FI および 105PS:CVデュアルキャブ)の3種類。駆動形式は基本的にFFであるが、ZC型(PGM-FI仕様)搭載の4ドアハードトップには、インテグラの歴史の中で唯一のリアルタイム4WD(デュアルポンプ・システム)も設定された。
ホンダ・インテグラ(4代目) DC5型 | |
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2002年型 | |
タイプS(2004年型) | |
概要 | |
別名 | 北米名:アキュラ・RSX |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2001年7月 – 2007年2月[14] |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 3ドア クーペ |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | K20A型:2.0L DOHC i-VTEC |
変速機 | 5速AT / 6速MT / 5速MT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット |
後 | ダブルウィッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,570mm |
全長 | 4,385mm |
全幅 | 1,725mm |
全高 |
is:1,400mm タイプR:1,385mm |
車両重量 |
is:1,170 - 1,200kg タイプR:1,170 - 1,180kg |
その他 | |
販売期間中の新車登録台数の累計 | 2万2766台[15] |
2001年7月2日に4代目へフルモデルチェンジ。7代目シビック(EU/EP型)とプラットフォームを共有し、廃止されたプレリュードの後継も担うことになった事から全幅が1,725mmまで拡大され、インテグラでは初の全車3ナンバーサイズとなった。ボディタイプも4ドアハードトップが廃止され、3ドアクーペのみとなった。アキュラブランドでは「RSX」として販売された。
エンジンはK20A型を搭載し、標準車のグレードは「iS」(160PS)の1種類のみ。トランスミッションは5速MTと5速ATから選択可能。高性能グレードの「タイプR」も先代に引き続き設定された。
フロントサスペンションは生産性やプラットホーム他車種流用のコスト削減の理由から、マクファーソンストラットながらダブルウィッシュボーンの性能を求めた「トーコントロールリンクストラット」に変更した。
2004年9月16日、マイナーチェンジを実施。「iS」に代わり「タイプS」が設定され、ヘッドライト形状の変更や、ボディカラーの追加および変更、盗難対策としてイモビライザーが標準装備された。
2006年4月、クーペ型乗用車市場低迷の影響を受け、日本での生産終了が発表された。
2006年9月[15]、生産終了。流通在庫分のみの販売となる。
2007年2月、最後まで残った流通在庫分が完売し販売終了。
5代目インテグラは北米仕様と合わせて11代目シビックと車体の基本設計を共有する姉妹車となっている。
2021年9月28日、先に東風本田汽車から発売されていたシビックセダン(通算11代目、日本市場未発売)の広汽本田汽車版として、中国市場で「インテグラ」の名が復活し[16]、同年第4四半期から発売[17]。外観の差異のみならず、搭載される1.5L VTECターボエンジンが高出力の134kW仕様のみとなり、シビックにない6速MT車も設定されるなど、よりスポーティな性格付けがなされている。ボディサイズは全長4,689mm×全幅1,802mm×全高1,415mm。 シャシーは、フロントがマクファーソン、リアがマルチリンクの独立懸架式、サブフレームは高剛性のアルミニウム合金製を使用する。
2022年12月にはハイブリッド版の「インテグラe:HEV」を発表した[18][19]。直噴2.0L直列4気筒ガソリンエンジンに、デュアルモーターを組み合わせた第4世代のi-MMDを搭載。モーターは最大出力183hp、最大トルク32.1kgmとなる。動力性能は3.0LV6エンジンと同等となる。燃費は22.7L/km(WLTC)。
2023年2月28日、広汽ホンダがハッチバック版としてインテグラ・ハッチバックを発表した[20]。シビックハッチバックの兄弟車で、こちらはフロントグリルがハニカムメッシュパターンで、バンパー中央のみに開口部を備え、バンパーにフォグランプは装備されないことが差異として挙げられる。
2021年11月11日、ロサンゼルスにて行われたイベント[21]でプロトタイプが初公開された。2022年モデルとして販売開始[22]。ボディスタイルは5ドアハッチバックのみで、ILXに代わるモデルとして再導入された。
1.5L VTECターボエンジンを搭載し、6速MT車も設定されるほかLSDが装備される。モデルコードは「DE4」で、第11世代シビックと同じプラットフォームを使用している。
インテリアは、A-SPECでは革巻きのステアリングホイール、フロントシートはメモリー機能およびシートヒーターを装備した、12段階の調整式パワーシートとなる。10.2インチのデジタルメーター(最大8000回転・160マイル)はカスタマイズが可能。のちに追加されたタイプSはモータースポーツを意識したインテリアデザインになっており、特別仕様のステアリングホイール、ダークチタン製のシフトノブ、ウルトラスエードによるスポーツシートが装備されている。テクノロジーパッケージ装着車ではAlexa内蔵の9インチタッチスクリーンのセンターディスプレイやELS STUDIO 3Dなどが搭載される。センターディスプレイはApple CarPlay、Andoid Autoの互換性がある。ELS STUDIO 3Dは2つのサブウーファー、1つのカーゴ一体型サブウーファーを含んだ16のサラウンドスピーカーで構成される。ヘッドアップディスプレイは速度、AcuraWatch、ドライバーアシスト、アラートなどが表示される。その他ワイヤレス充電、AcuraLinkが装備されている。荷室スペースは全グレードでフルフラットが可能な60/40分割式。
セーフティテクノロジーは全グレードに標準装備され、衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)、路外逸脱抑制機能(RDM)、アダプディブ・クルーズ・コントロール(ACC)、車線逸脱支援システム(LKAS)、その他歩行者検知機能、交通標識の認識機能、渋滞アシスト、死角情報システム、リアクロストラフィックモニターが含まれる。またA-Specにのみ近距離衝突軽減ブレーキが装備される。
2022年6月に発売[23]。
2022年11月1日、SEMAショーでBMXアスリート、ココ・ザリタがAutotunedとコラボした、インテグラ・プロジェクト・ココ・ザリタを発表[24]。
2022年12月5日(現地時間)、アキュラが高性能モデル「タイプS」のプロトタイプを公開。
2023年1月11日、2023北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞[25]。
2023年4月14日(現地時間)、インディカーレース「アキュラ グランプリ オブ ロングビーチ」において、新型「インテグラ タイプS」を発表。
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