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ホブをホブ軸に取り付け、ホブと歯車材に一定の回転運動を与えて創成歯切り加工をし、平歯車、はすば歯車、ウォーム歯車などの歯車の歯切りに用いられる。歯切り盤ホブサドルに接線送り機構を備え、主としてウォーム歯車を歯切りするものをウォーム歯車ホブ盤という。通常の歯車(インボリュート歯車)の他に、ホブの種類を変えることで、スプロケット、スプライン、インボリュート・セレーション、タイミングプーリの歯切り加工が可能である。
1856年、クリスチャン・シーレ(Christian Schiele)がホブ歯切りの基本構造に関する特許をイギリスにて申請した。これが、ホブ盤の始まりといわれている。1887年にはアメリカでジョージ・B・グラント(George B. Grant)がホブ盤の特許を申請し、実用化している。続いて1897年にドイツのヘルマン・ファウター(Hermann Pfauter)により、平歯、はす歯のどちらも加工可能な現在のホブ盤構造が確立された。
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