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メキシコのボクサー ウィキペディアから
ホセ・ルイス・カスティージョ(José Luis Castillo、1973年12月14日 - )は、メキシコの元プロボクサー。ソノラ州出身。元WBC世界ライト級王者。
1990年5月4日に16歳でプロデビューする。デビュー当初はフェザー級であった。メキシコ国内で試合を重ね、1997年7月4日に7回KOで勝利してメキシコフェザー級王座を獲得した。同王座は2度防衛した後に返上し、階級をスーパーフェザー級に上げた。1999年8月14日にスーパーフェザー級でもメキシコスーパーフェザー級王座を獲得し、さらに同年10月16日には空位のIBA世界スーパーフェザー級王座を獲得した。
2000年からは階級をライト級に上げて6月17日にはスティーブ・ジョンストンを2-0判定で破りWBC世界ライト級王座を獲得した。この試合はリングマガジン アップセット・オブ・ザ・イヤーに選出された。同王座を3度防衛した後、2002年4月20日にフロイド・メイウェザー・ジュニアの挑戦を受ける。この試合、カスティージョは強烈なプレスで何度もメイウェザーを追い詰めるが、0-3の判定で敗北し、王座から陥落した。しかしこの判定結果には観客からブーイングが飛び、ボクシング関係者の採点もカスティージョの勝利とする見方が大多数を占めた。メイウェザーとは同年12月7日にリターンマッチを行うが、これは明確な僅差の判定で敗れている。
2004年6月5日には、メイウェザーが階級を上げて王座を返上し空位となったWBC世界ライト級王座を再度獲得した。同年12月4日にはホエール・カサマヨールの挑戦を受けるが、これも手数の差で圧倒し、防衛に成功した。2005年5月7日にはWBO世界ライト級のディエゴ・コラレスと王座統一戦を行う。この試合はカスティージョが10Rに2度のダウンを奪いながらも、コラレスの逆襲にあい、TKOで敗れ2団体統一に失敗、WBCライト級王座から再度陥落した。この結果を受けて即座にダイレクトリマッチが組まれた、WBC世界ライト級のタイトルマッチとなるはずだったが、カスティージョが計量で3.5ポンド(1.58キロ)体重超過したことでノンタイトル戦となった。試合自体は、カスティージョが4RでKOしリベンジに成功するも、体重超過をしたカスティージョが勝利したことでまたしても議論を呼ぶことになった。
階級をスーパーライト級に上げ、2007年1月20日、WBCの指名挑戦権をかけてカナダのハーマン・ヌゴジョと対戦し、判定勝利。
同年6月23日には、スーパーライト級最強と目される無敗のリッキー・ハットンと対戦。しかしこの試合、カスティージョはハットンのパワーに終始押し込められ、4RKO負けとなった。
2008年3月8日、ティモシー・ブラッドリーと対戦が予定されていたが、カスティージョは計量でまたしても4.5ポンド(2.04キロ)体重超過の失態を犯し、試合が中止された[1]。
2014年11月28日、モスクワで元WBO世界スーパーライト級王者ルスラン・プロボドニコフと対戦し、5回TKO負けを喫した[2]。この試合を最後に現役を引退した。
ディエゴ・コラレスとは3度の試合がマッチメイクされたが、どれも後味の悪いものとなった。
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