ペツニジン
ウィキペディアから
ウィキペディアから
ペツニジン(Petunidin)は、天然有機化合物の1つで、O-メチル化アントシアニジンである。暗赤色から紫色の水溶性色素で、ラズベリーやブドウ、多くの花の花弁の色の原因となっている。また、ブルートマトの果汁が日光に当たると深い紫色になるのも主にこの色素のためである[1]。分子の名前は、ペチュニアに由来する。
Petunidin | |
---|---|
2-(3,4-dihydroxy-5-methoxyphenyl)-3,5,7-trihydroxychromenylium | |
別称 Petunidine; Petunidin chloride; Petunidol; Myrtillidin | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1429-30-7 |
PubChem | 441774 |
ChemSpider | 390371 |
KEGG | C08727 |
ChEBI | |
| |
| |
特性 | |
化学式 | C16H13O7+ (Cl?) |
モル質量 | 317.27 g/mol |
精密質量 | 317.066127317 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ペツニジンは、果実の外果皮でデルフィニジンから作られる。カテコール-O-メチルトランスフェラーゼの作用でS-アデノシルメチオニンがメチル基のドナーとなりB環のメチル化が起こる。
ブドウ中にはペツニジンの配糖体も存在する[2]。以下のようなものがある。
Commiphora angolensisの樹皮は、ペツニジン-3-ラムノグルコシドを含む[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.