ヘルプキー英語: Help key)はコンピュータキーボードにあるキーの一つである。押下すると、ユーザが実行中のタスクについての情報(アプリケーションソフトウェアの機能の使い方など)が画面に表示される。Helpと刻印された専用のキーの場合もあるが、ファンクションキーのうちの1つをヘルプキーに割り当てている場合もある。

専用のヘルプキーがない場合、ヘルプキーとして動作するキーはソフトウェアによって異なる。ただし、コンピュータのブランド・ファミリーにより、デファクトスタンダードが存在する。例えば、PC/AT互換機ではF1キーがヘルプキーとして機能する。

アップル

Apple IIe英語版Apple IIIシリーズの標準的なヘルプキーは、 OPEN-APPLE-?SOLID-APPLE-? の両方である。... 実際の所、Apple IIApple II Plus英語版の標準的なヘルプキーは、クエスチョンマークかスラッシュ、そうでなければESCAPE ?ESCAPE / である。 The standard help key on the Apple IIe英語版 and Apple III series computers is either OPEN-APPLE-? or SOLID-APPLE-? ... The standard help key on the Apple II and Apple II Plus英語版, where practical, is a question mark or slash, or else ESCAPE ? or ESCAPE /.
1982年のApple Computerの開発者向けマニュアル[1]

かつてのフルサイズのApple Keyboardでは、ヘルプキーは Homeの左にあり、単にHelpと刻印されていた。PC/AT互換機のキーボードでは、その位置には Insertキーがある。

2007年現在、新しいApple Keyboardにはヘルプキーがない。フルサイズのApple Keyboardでかつてヘルプキーがあった場所には、その代わりにFnがある。物理的なヘルプキーの代わりに、多くのアプリケーションでは慣例的にメニューバーにヘルプメニューを設けている。

コモドール

コモドール128では、最上段の2番目のブロックにHelpキーがある。

Amiga

Amigaのキーボードでは、方向キーの上の Delキーの隣(PC/AT互換機のキーボードで Insert, Home,Pg Upキーのある位置)にHelpキーがある。

アタリ

アタリの16ビット32ビットのコンピュータのキーボードでは、方向キーの上にHelpがある。Atari 8ビット・コンピュータXL・XEシリーズのキーボードには専用のHelpキーがあるが、ヘルプキーを含めた一部のシステムキーは、他のキーとは離れて、普通のキーとは全く違う形をしていた。

サン

サン・マイクロシステムズのほとんどのキーボードでは、専用のHelpキーがキーボードの左上隅にあった。ヘルプキーの右にはEscキーがあり、下には10個の拡張キー(Stop,Again,Props,Undo,Front,Copy,Open,Paste,Find,Cut)があった[2]

NEC

NECのキーボードでは、テンキーの最上段の左から2つ目(PC/ATキーボードでは"/")がHelpキーだった[3]

出典

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