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マーベル・コミックのキャラクター ウィキペディアから
ヘイムダル(Heimdall)は、マーベル・コミックが発行するアメリカン・コミックスに登場する架空のキャラクター。北欧神話の全知全能の神ヘイムダルがモデルであり“アスガルド”に存在するビフレストの唯一の守護者である。
ヘイムダルはスタン・リーとラリー・リーバー、ジャック・カービーに創造され、1962年10月に 『Journey into Mystery』第85号でデビューした。
ヘイムダルは戦士シフの兄にして[1]、虹の橋“ビフレスト”に立ち、“アスガルド”への攻撃を監視して侵入者から長年守護してきた全知全能の歩哨である。やってきた巨人の軍勢をその視力で見破ってアスガルドに到着する前に巨人を倒し、巨人の王を捕虜にしたこともあり[2]、オーディンから最も信頼されている戦士の一人でもあった[3]。初登場時、ロキを幽閉していた木の葉に目を突かれたヘイムダルは偶然ロキを解放してしまい、この事態がどのように危険なのかは分からなかったが、オーディンにその脅威を警告した。このことは後に、オーディンからその勇気を称えられることとなった[4]。次の登場時にはジェーン・フォスターとの再会を望むソーを阻止するために戦った[5]。ハイドリングがオーディンフォースを盗んだとき、ヘイムダルはハイドリングによって“エーテル”に固定された[6]。しばらくして、彼は超強力な怪物マンゴッグの襲撃の際にレコーダーとも遭遇した[7]。
その後、ヘイムダルはロキの命令でソーと再戦した[8]、“ラグナロク”の予言の際には虹の橋を切断し、“ギャラルホルン”を鳴らした[9]。それから彼は小人のカモールとともに地球を訪れ、人間の神候補を探した[10]。ヘイムダルたちは3人の人間に“エゴ・プライム”のエネルギーを与え、最初の3人の“ヤング・ゴッド”へ進化させた[11]。そしてヘイムダルは、アスガーディアンに同行してダーク・ネビュラに入った[12]。
ヘイムダルは、アスガルドでオーディンが不在になると無気力に悩まされるようになった[13]。そして、オーディンの精鋭衛兵を召喚するためにギヤラルホルンを吹き鳴らした[14]。しばらくして、彼はソーを拘束するためにアスガルド軍を召集し[15]、ソーが人間をアスガルドに連れ込むのを阻止するため、再度ソーと戦った[16]。
アスガルドが火の悪魔スルトに侵略されたとき、ヘイムダルは門を守ろうとしたが打ち破られ、ビフレストは砕け散った[17]。そのほかにもマレキスの逃亡発見[18]、アモラ・ザ・エンチャントレスとの協力でソーの解放[19]、ロキによるスルトの剣の所持の察知[20]、さらにアモラと交際をはじめ、エクセキューショナーの死について彼女を慰めた[21]。
ヘイムダルはバルダーをエジプトの死神セスの刺客から救ったが[22]、セスの軍団との戦いで倒され重傷を負った[23]。それでもヘイムダルは後にシフ、レイアらとの共闘[24]、オーディンに扮したスルトへの尋問[25]、アスガルドの軍団を率いてユミルとの戦闘[26]などに身を投じてきた。
スルト討伐後、アスガルドに戻ったオーディンは、ビフレストを修復するために力の一部をヘイムダルに与え、ヘイムダルは任務を再開した[27]。
オーディンがオーディンスリープに入ろうとしたとき、ヘイムダルは彼からオーディン・フォースを譲り受け、彼が目覚めるまでアスガルドを統治することになった。だがヘイムダルは、カルニラと組んだロキの陰謀に嵌ってソーを追放してしまい、ソーを探す決意を固めたシフとの関係に亀裂が生じた。そして魂の状態のロキがオーディンに憑依し、目覚めた彼のふりをしてアスガルドを支配すると、ヘイムダルは裏切り者の烙印を押され、“ネームレス・ディメンション”に追放された。しかしエリック・マスターソンがメフィストの助けを借りてロキに体を乗っ取られたオーディンを回復させ、後にソーも救い出されると、ヘイムダルはアモラによってディメンションから脱出し、ロキの陰謀を暴露してソーとオーディンを復権させ、アスガルドに元の平和を取り戻すことに貢献した[28][3]。
ヘイムダルはアモラへの愛よりもアスガルドへの義務の方が大きいと悟って彼女と離ればなれになると、偽りのラグナロクからアスガルドを守るためにヘイムダルは人間に化けてドナルド・ヴェレスと名乗った[29]。
彼は他の「失われた神々」とともに、自分たちが何者であるか突き止めようと試み、セスと戦った。ヘイムダルと他の神々は本来の姿を取り戻し、セスを倒したが、ちょうどアスガルドが暗黒の神々に攻撃され、全員が囚われの身となった。
やがてアスガルドは、ロキが自分の軍隊のためにムジョルニアのような武器を作り、スルトの助けを借りたことによって引き起こされたもうひとつのラグナロクに襲われる。ヘイムダルは民を守るために戦死したが、ヘイムダルを含む多くのアスガーディアンは、地球人として生まれ変わった。
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『マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)では、イドリス・エルバが演じる。日本語吹替は斉藤次郎が担当。
本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるヘイムダルを主軸として表記する。
北欧神話の光の神“ヘイムダル”のモデルである“アスガルド”の戦士にして、“ビフレスト”と“ヘミンビョルグ”の番人。愛用の“ホーフンド”でビフレストを起動させる使命を持ち、千里眼である金色の瞳で宇宙中の星々のあらゆる出来事を見据え、遥か遠方にいる者の思念を感じ取り、彼の意識のみを自分の居場所まで飛ばすこともできるほどの超常的な交信能力を有する。
常に泰然とした物腰だが、全身氷漬けとなっても自力で破ったり、生身で巨大な敵機を1機撃墜する実力を披露するなど、戦士としての底力も高い。アスガルドの王位に忠誠を誓っているものの、筋が通った事柄や理由を前にした場合には、自らの意志で規律を破ることもある。そのため、ソーやシフたちからも親友と認められている。
他の並行世界に存在するヘイムダルの“変異体”。ほぼ正史のヘイムダルと同様のキャラクター像である。
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