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馬 ウィキペディアから
ブルーラークスパー (Blue Larkspur) は、1920年代末に活躍したアメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。ベルモントステークスを含む10勝を挙げ、1957年にアメリカ競馬殿堂に殿堂入りした。
父のブラックサーヴァントはブルーグラスステークス勝ちやケンタッキーダービー2着などの成績を残した競走馬で、ブルーラークスパー以外にも10頭ほどのステークスウィナーを輩出している。
馬名のブルーラークスパーとは、「青い飛燕草」という意味である。アメリカのオーナーブリーダーとして知られるエドワード・ライリー・ブラッドリーが生産した馬の一頭で、彼の他の所有馬と同じく頭文字に「B」をあしらって名付けられている[1]。
1928年にベルモントパーク競馬場の一般戦でデビュー、初戦は3着に敗れるが、続く未勝利戦をハナ差で制して初勝利を挙げた。勢いをつけたブルーラークスパーは、その後ジュヴェナイルステークス、ナショナルスタリオンステークス、サラトガスペシャルステークスとステークス競走を3勝、ベルモントフューチュリティにも出走予定であったがこれを取り消し、2歳シーズンを7戦4勝の成績で終えた。
3歳時はクラシック三冠路線に駒を進めている。クラシック本番のケンタッキーダービーではそれまでの成績から1番人気に推されたが、不良馬場に脚を取られてクライドヴァンデュッセンの4着に敗退した。その後ベルモントステークスに照準を定めてプリークネスステークスには向かわず、ウィザーズステークスに出走してこれを勝ち、当日に向けて調整を行った。ベルモントステークス当日は再び雨によって不良馬場となっていたが、捲土重来を期して1番人気に推され、これに応えるかのように2着に3/4馬身差をつけて優勝した。
ベルモントステークス以後はドワイヤーステークスに出走して2着に入り、次走アーリントンクラシックステークスを5馬身差で勝つなどのパフォーマンスを見せるが、この頃に屈腱炎を発症したため休養に入っている。結果としてこのシーズンを6戦しかできなかったが、これらの走りが評価されて同年の年度代表馬に選定された。
4歳になって復帰したブルーラークスパーは、スターズアンドストライプスハンデキャップをレコードタイムで優勝、続いてアーリントンカップにも勝利し、同年3戦2勝の成績で引退した。
獲得賞金272,070ドルは、当時のアメリカ競馬史上の歴代3位であった。
引退後はブラッドリー所有のアイドルアワーストックファームで種牡馬になり、後に殿堂入りするマートルウッドなどを始めに44頭のステークス勝ち馬を輩出して成功を収めた[2]。ブルードメアサイアーとしてはそれ以上に成功し、114頭のステークス勝ち馬を輩出した。
1946年にブラッドリーが死去するとキングランチに移り、翌年にグリーンツリースタッド移された。1947年に同地で死亡、21歳。
ブルーラークスパーの血統(ピーターパン系(ヒムヤー系) / Padua 3x4=18.75%、Galopin 5x5=6.25%、Macaroni 5x5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Black Servant 1918 青毛 |
父の父 Black Toney1911 青鹿毛 |
Peter Pan I | Commando | |
Cinderella | ||||
Belgravia | Ben Brush | |||
Bonnie Gal | ||||
父の母 Padula1906 青鹿毛 |
Laveno | Bend Or | ||
Napoli | ||||
Padua | Thurio | |||
Immortelle | ||||
母 Blossom Time 1920 青鹿毛 |
North Star 1914 栗毛 |
Sunstar | Sundridge | |
Doris | ||||
Angelic | St. Angelo | |||
Fota | ||||
母の母 Vaila1911 青鹿毛 |
Fariman | Gallinule | ||
Bellinzona | ||||
Padilla | Macheath | |||
Padua F-No.8-f |
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