ブルースペックCD
ソニー・ミュージックエンタテインメントが開発した高音質音楽CD ウィキペディアから
ブルースペックCD(ブルースペック・シーディー、Blu-spec CD)は、ソニー・ミュージックエンタテインメントが開発した高音質音楽CDの名称。略称は「BSCD」。2008年12月24日に発売が開始された後、2012年12月5日には改良版のブルースペックCD2(ブルースペック・シーディー・トゥー、Blu-spec CD2)の発売が開始された。
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概要
Blu-ray Discの技術を応用しているのが特徴であり、名称もそれに由来する。Blu-ray Discの製造技術によって従来のCD製造を見直し、より精密に製造された音楽CDメディアを目指した。
「ブルースペックCD (Blu-spec CD)」の名称およびロゴマークは、ソニー・ミュージックエンタテインメントの商標である。
Blu-spec CD
従来のCDの製造工程に対し、以下の2点を改善している。
Blu-spec CD2
Blu-spec CDの製造工程に対して、以下の2点を改善している[2]。
- 原盤材料に半導体製造用シリコンウェハーを採用した。従来のガラスより極微細加工が可能となり、精度が高いピットを作成できる効果がある。また、ガラスではプレス用のメタルマスターを作る必要があったが、原盤でダイレクトにプレスできるようになる。このため、エラーが混入する工程を省けた。
- 原盤の記録層に、金属酸化物レジスト(熱記録)を採用した。従来のフォトレジスト(光記録)と比べ、より精度が高いピットを作成できる効果がある。
邦楽作品第1号は、UNICORNのアルバム『Quarter Century Single Best』。
脚注
関連項目
外部リンク
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