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フロントガラス(和製英語: Front glass、アメリカ英語: Windshield、イギリス英語: Windscreen)は、フロントウィンドー(Front Window)とも呼ばれ、自動車、列車、飛行機などの移動体の前面で、前景を見通せるようにした窓をいう[1]。
現代のフロントガラスは合わせガラスでできていて、安全面を考慮して両面のガラス層の中間にプラスチックの層を入れていて、全体をフロントガラス・フレームに接着させている。オートバイの前面にあるものは、全体がポリカーボネートでできている。
フラントガラスの前面にはワイパーとワイパー液で雨やゴミを除去する装置が、ガラスの後方(運転手前面)にはデフロスターと呼ばれる、曇り止めのための温風の吹き出し口がある。
なお、自動車の後方の窓はリアウィンドー(Rear window)[2]、車両の左右の窓はサイドウィンドー(Side window)と呼んでいる。
緊急脱出ハンマーでは、合わせガラスやガラスの中央部は割りにくいため、サイドウィンドーの隅を叩くことが推奨される[3][4]。
フロントガラスやサイドガラスに検査標章などの指定されたもの、ドライブレコーダーなどの各種センサー以外の貼り付けは、『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示』第39条(窓ガラス)によって禁止である[5]。可視光線透過率が70%未満となるように付けられた着色フィルムも違法である[6]。
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